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スパーズのグレッグ・ポポビッチHCが故クレイグ・セイガー氏を追悼「プロである以上に素晴らしい人物だった」

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12月15日(日本時間16日)にガンのため65歳で逝去した米ネットワークTNTのNBAサイドラインリポーター、クレイグ・セイガー氏の死について、サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチが追悼コメントを寄せた。

セイガー氏とポポビッチHCは、コートサイドで絶妙な掛け合いを見せた間柄で、2014年4月にセイガー氏が急性骨髄性白血病と診断された後、NBA中継を通じ「必ず復帰しろ」とメッセージを送ったこともある。

15日、USエアウェイズ・センターでのフェニックス・サンズ戦前の取材に応じたポポビッチHCは、時折言葉を詰まらせながら、セイガー氏について語った。


「今日のような日は、とても稀で、特別だったクレイグのような人物について想いを寄せる日であり、バスケットボールは二の次であるべきだ。クレイグを知らない人であっても、彼があらゆる面で特別な人物だったことは感じられる。ご遺族の心中をお察しする」。

「彼の仕事に関する評価は控え目なものばかりだった。彼のことを知っていたら、彼が仕事に没頭するタイプということをわかっていただろうが、仕事人間という以上に、素晴らしい人間性を持つ人物だった」。

「もちろん、彼の仕事ぶりは素晴らしいものだった。彼は人に愛情を注ぐ人物で、試合前、試合中、試合後であっても、周りに愛情を注いだ。それは、全員が感じたことだろう」。

「彼の勇気は、最も称賛に値する部分だ。闘病中に彼が示した勇気は、私の理解をはるかに超えるレベルだった。もし、生きるため、今日が最後という気持ちで生きる上で、彼の半分の勇気でもあれば幸運だと思う。彼がいないことを非常に寂しく思う」。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ