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[NBAオールスター2017]グレン・ロビンソン三世がダンクコンテスト優勝

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2月18日(日本時間19日)にニューオーリンズのスムージー・キング・センターで行なわれた2017 ベライゾン スラムダンク(スラムダンクコンテスト)は、グレン・ロビンソン三世(インディアナ・ペイサーズ)が決勝ラウンドでデリック・ジョーンズJr.(フェニックス・サンズ)を下し優勝した。

今回のダンクコンテストは昨年と同様2ラウンド制で行なわれ、ファーストラウンド、決勝ラウンドに分けて行なわれた。出場する4選手には、それぞれのラウンドで2度(最大3度)の試技が認められ、5名のジャッジによる採点(1人の持ち点は6~10点、最高50点)で評価される方式で競い合い、ファーストラウンドで上位2位に入る得点をマークした選手が決勝ラウンドに進出。前ラウンドと同様に決勝ラウンドでも2度の試技を行ない、合計得点で勝る選手がダンクコンテスト優勝に輝くという方式が取られた。

ロビンソン三世はファーストラウンド1度目の試技でゴール下に2人を立たせ、肩車された1人がボールを持って待機。助走をつけたロビンソン三世が肩車された方を飛び越えてボールを掴み、リバースダンクを成功させていきなり50点満点を獲得する。2度目の試技では助走をつけ一回転してからのウィンドミルを成功させたものの、リムに触れてしまいインパクトが弱まった。

ジョーンズJr.は1度目の試技で4人を縦に並べてその上を飛び越えながらワンハンドダンクを1回目で決め、45点を獲得。予選ラウンド2度目の試技では、チームメイトのデビン・ブッカーに協力を求め、ブッカーがバックボードの脇からボールを枠に当てて跳ね返ったボールを掴んで股抜きダンクを1回で成功させ、50点満点をマークする。

2度の試技の合計得点で上位の得点を記録したロビンソン三世とジョーンズJr.がチャンピオンシップラウンドに進出。ロビンソン三世は決勝ラウンド1度目の試技でチームメイトのポール・ジョージ超えダンクを成功させて44点を獲得し、ジョーンズJr.の出方をうかがう。

ジョーンズJr.はサンズのマスコットとダンサーを含む3人を縦に並べ、その上を越えてのダンクを狙ったが失敗が続き、ダンサーに下がるよう指示。2人の頭上を越えて股抜きを試みたが決められず、37点に終わる。

2度目の試技を先に行なったジョーンズJr.は、フリースローサークル内に協力者を立たせる。助走をつけて走ると、協力者がバウンドさせたボールを掴んでの股抜きという難易度の高い技を披露。3本目でようやく成功したが、それでも50点満点を獲得し、ロビンソン3世にプレッシャーを与える。

ロビンソン三世は2度目の試技で再びジョージを呼び、チームマスコット、ダンサーの3人を縦に並べ、最も身長の高いジョージにボールを持たせると、3人を飛び越えてのリバースダンクを豪快に叩き込み50点満点獲得。2度の試技の合計得点で94-87で上回ったロビンソン三世が優勝を飾った。

ディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ)は予選1度目の試技で愛称の“DJ”にちなみ、DJブース超えダンクを披露。昨年の大会でザック・ラビーン(ミネソタ・ティンバーウルブズ)と延長ラウンドにもつれる激闘を繰り広げたアーロン・ゴードン(オーランド・マジック)は、ドローンが落としたボールを掴んでの股抜きダンクを試みたが上手くいかず、予選ラウンドで姿を消している。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ