2月18日(日本時間19日)にニューオーリンズのスムージー・キング・センターで行なわれた2017 ベライゾン スラムダンク(スラムダンクコンテスト)で優勝したインディアナ・ペイサーズのグレン・ロビンソン三世が、コンテスト後にメディアの質問に答えた。
――君に優勝をもたらした最後のダンクについて教えてくれる?
本当はポール・ジョージ一人の頭越しに決めるつもりだったんだけど、何か特別なことが必要だと思ってチアリーダーとマスコットに協力してもらったんだ。ただ高く飛んで、力強く叩きつけようと思ったんだ。アドレナリンが溢れたよ。リムだけを見ていたんだ。そのあとは観衆が大歓声を上げているのが分かったよ。誰かが僕の勝率は10パーセントくらいだと言っていたらしいけど、勝ててよかったよ。
――デリックと決勝ラウンドで戦うことになって、4人のうち注目度の高くない2人が決勝に進んだということだけど、どう感じた?
始まる前からそうなると思っていた。デリックと決勝で戦うことになると考えていたんだ。自分にできることは知っている。彼のダンクも凄い。このコンテストはタフで、平静さを保つのは難しい。そんな気持ちだったよ。だけどアドレナリンが出るのを感じたら、そんなことは関係ない。
――アンダードッグ(格下)とみなされて過小評価されながらも、このように勝利をつかみ取るのはどんな気持ちかな?
優勝してからも聞かれたことだけれど、自分はこれまでの人生において常にアンダードッグだった。それについては気にしていない。僕は落ち着いた、冷静な人間だからね。だけど、いざ力を発揮するときになったら、やってやろうという気持ちになったよ。
――ミシガン大学、そしてペイサーズを代表する気持ちはどんな感じ?
素晴らしい気分だよ。今日のシューズは黄色と青のペイサーズカラーだ。僕は根っからのインディアナっ子だよ。インディアナを代表してプレイできるとは、自分にとって大きな意味を持つ。ファンも僕の素晴らしいプレイを期待してくれているからね。
――昨日のインタビューで君は高校2年生までダンクできなかったと言っていた。周囲より遅れてダンクできるようになったことと、今NBAのダンクチャンピオンになったことについてはどう感じている?
信じられないよ。昨日話した通り、僕は高校2年生になるまでダンクできなかった。それが、それから10年もたたないうちに、ダンクコンテストで優勝することが出来た。これまではトリックダンクの類には手を出したことはなかったんだ。時間がなかったし、プレイに集中していたから。自分の能力を最大限に発揮してプレイすることに集中していたから。このコンテストに出場する機会を貰ってから、誰も見たことのないようなダンクを思いつくまで一週間はかかったんだ。タフだったよ。
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