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因縁の古巣サンズ相手にG・ドラギッチが21得点、ヒートが激戦を制す

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現地2日に行なわれたフェニックス・サンズ対マイアミ・ヒートの一戦は、タイラー・ジョンソンが自己最多の26得点を記録したヒートが、115-98で激しくヒートアップした試合を制した。

立ち上がりに6点ビハインドを背負ったヒートだが、ヒートは第2クォーターに39得点を記録し、62-48と二桁点差で前半を終える。すると、後半も最大18点差までリードを広げて勝利した。

先月のトレード後に古巣に自分勝手呼ばわりされたゴーラン・ドラギッチ対サンズの構図になると思われた一戦は、チームメイトたちも含めてヒートアップした。

第3Q残り8分43秒、速攻で抜け出したドラギッチを止めようとしたマーキーフ・モリスが、フレグラント2で退場。さらに約4分後、ハッサン・ホワイトサイドがダンクを決めた際、着地時に交錯したアレックス・レンと衝突。ホワイトサイドとレンが取っ組み合いとなり、両者も退場となった。

ドラギッチは「大きな意味があるね」と激戦を制したことを喜んだ。

「タフな試合だった。たくさんのテクニカルファウルや退場があったけど、これは男のスポーツなんだ。今夜の僕らは素晴らしいプレーをしたと思う」。

ヒートはドラギッチが15分に満たないプレーで21得点を記録。ホワイトサイドが退場までに17得点、10リバウンドをマークした。また、ドウェイン・ウェイドが16得点をあげている。

フレズノ州立大学での4年間でも最多で25得点、NBAでは合計64得点だったジョンソンは、この日の活躍に「準備しておくのが好きなんだ」と語った。

「僕の人生はずっとそうだった。チャンスが与えられようが、与えられまいが、しっかり準備をしておき、生かさなければいけないんだよ」。

一方、サンズはPJ・タッカーが20得点、14リバウンド、エリック・ブレッドソーが20得点、マーキーフ・モリスとブランドン・ナイトが各13得点、マーカス・モリスが11得点、アレックス・レンが10得点、11リバウンドを記録。

ジェフ・ホーナセックHCは、マーキーフ・モリスの退場について、「ゴーランのプレーはみんな知っている。彼は右腕を広げるんだ」と不満をうかがわせている。

「マーキーフはただ止めにいって、失敗したんだ。向こうは彼が首のあたりを叩いたと言うがね」。

マーキーフ・モリスも「ハードなファウルだったけど、バストケットボールのプレーだったと思う。でも、審判の考えは違ったみたいだ」と、退場に値するプレーではなかったと主張している。

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