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ドウェイン・ウェイド、アイザイア・トーマスの復帰後もベンチからの出場を希望

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クリーブランド・キャバリアーズのドウェイン・ウェイドにとって、ベンチ陣のリーダーという役割は新しい経験だった。しかしNBAキャリアを通して先発出場してきたウェイドが、キャブズで3試合先発出場したのち、ベンチ出場に切り替えたことがチームにとっていい影響をもたらしている。

ウェイドが新たな役割を受け入れたことで、彼はリーグ内から賞賛されており、彼自身もうまくフィットしているように感じている。そしてどうやら、今シーズンまだ出場がないスターポイントガードのアイザイア・トーマスが股関節の怪我から復帰したとしても、ウェイドはベンチからの出場を継続したがっているようだ。『Cleveland.com』のジョー・バードン記者が詳細に説明している。

12月4日(日本時間5日)にキャブズがシカゴを相手に113-91と勝利した試合で、今シーズンのベストゲームとなりうる24得点、6リバウンドの活躍を見せたウェイドは『Cleveland.com』に対して、アイザイア・トーマスが先発ポイントガードになったとしても、自らが先発ラインナップに戻るつもりはないと話した。ローテーションにデリック・ローズを組み込む必要があるタロン・ルーHCにとっては、ひとつオプションがなくなったかもしれない。

11月22日(同23日)に自身の今後の進退を考えるために一時離脱していたローズは、4日(同5日)にチームに合流している。ルーHCはローズの起用法を含めて、どうローテーションを組むのか明かしていない。12連勝中であることからもわかる通り、キャブズは現在の先発と控えのバランスがうまく取れているのだ。

「今の状態がいい。アイザイアが戻って来れば彼にも出場時間を与えないといけないからね。自分にとってもチームにとってもこの状態がいいだろう」とウェイドは『Cleveland.com』に話している。

キャブズはローズを再びローテーションに組み込むことも望んでいる。自らチームを離れていたローズは、4日(同5日)にキャブズと再合流し、リハビリを再開している。怪我続きの自分の体に苛立ちを見せたローズは11月22日(同23日)に自身の将来のことを考えるために離脱していたが、現在は復帰に向けて準備中だ。しかしローズがいつ復帰するかは未定だ。

トーマスが復帰すれば、ローズがウェイドとともにセカンドユニットでプレイする可能性もあるとバードン記者は指摘している。ルーHCは、ウェイド、ローズ、トーマスをローテーションに組み込むことをあまり心配していない様子だ。

今の成功を維持するにはウェイドがセカンドユニットでポイントガードをプレイする必要があるのか問われたルーHCは、「そんなことはない」と答えている。

「彼にボールを回す方法はほかにもある。同じセットでも逆側からプレイしたりできるから、彼でもローズでもボールハンドルを任せられる。問題はない」。

原文:Dwyane Wade says he wants to keep bench role when Isaiah Thomas returns by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ