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去就が注目されるドウェイン・ウェイドがブルズのトレーニングキャンプ参加を明言

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ドウェイン・ウェイドは、シカゴ・ブルズと契約最終年のバイアウト(買い取り)について話し合うのだろうか? そしてレブロン・ジェームズと再びタッグを組むのだろうか? もしくはマイアミ・ヒートに復帰するのだろうか? または他チームに移籍するのだろうか?

今夏のウェイド周辺では、上記のような話題が飛び交った。9月7日(日本時間8日)にネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入り関連の式典で賞を受賞したウェイドは、『Chicago Tribune』のK.C.・ジョンソン記者に、2017-18シーズンのプランについて語った。

キャリア15年目のシーズンについて、オールスター選出12回を誇るウェイドは、マニー・ジャクソン・ヒューマンスピリット賞を受賞する前、9月25日(同26日)から始まるブルズのトレーニングキャンプに参加する予定と話してくれた。

ウェイドは「今言えるのは、トレーニングキャンプに参加する予定ということだけ」と語った。

ウェイドは、それ以上自身の去就について、もしくはドラフト当日にジミー・バトラーをトレードして再建モードに切り替えた球団について話すつもりがなかった。また、ブルズで精神的な支えという役割に満足するかどうかについても答えなかった。

バトラーをトレードして以降、ブルズとウェイドがバイアウトについて話し合っているかはわかっていない。ウェイドはバトラーのトレードが発表される2日前に今季年俸2380万ドル(約25億6600万円)が保証されるプレイヤーオプションを行使した。オプション行使を決断する期限まで1週間の猶予があったにもかかわらずだ。

ブルズは契約バイアウトに関する方針ついて「球団にとって有利な話でなければならない」と語っている。

あらゆる憶測が飛び交い、ウェイドは今季中に他チームに移籍するという見方が強い。ウェイドは「そういう世界。誰もがあれこれ推測する」と言う。

その後ウェイドは、『Turner Sports』のデイビッド・オルドリッジ記者に「自分と球団にとって適切なタイミングがきたら、今後について話し合う。今後の方向性について話す機会を得たい。僕は35歳の大人だ。向かい合って座って、相手の誠実な気持ちを聞けるし、相手にも僕の気持ちを聞いてもらいたい」と話した。

ブルズのフレッド・ホイバーグ・ヘッドコーチは、今季のウェイドの役割について話すのは時期尚早と話す。ザック・ラビーンが前十字靭帯断裂という重傷により離脱しているため、開幕戦ではウェイドが先発起用される見込みだ。しかし、それ以降は再建段階ということもあり、ウェイドはシックスマンとして起用される可能性もある。こうした起用法も、ウェイドがブルズとの契約をバイアウトするという噂が起こっている理由の1つだ。

ホイバーグHCは「ドウェインが若い選手に素晴らしい影響を与えてくれることに期待している」と語った、

「彼はNBAで考えられるあらゆる状況を経験してきた。優勝も複数回達成していて、チーム再建という状況も経験済み。このリーグで台頭しようとしているチームの若い選手の支えになることは重要だ。もちろん、彼もまだプレイできる」。

原文:Wade prepared to start season with Bulls by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ