昨夏ドワイト・ハワードは復活を期してアトランタ・ホークスと契約した。だが、結果は1年目以降としてはキャリア最低の平均13.5得点に終わり、今夏シャーロット・ホーネッツにトレードされた。
ハワードは『Charlotte Observer』のリック・ボーネル記者に対し、ホーネッツが自分に合う理由を語った。
NBAキャリア13年目を迎えるドワイト・ハワードは、あることを学んだ。
ここ3シーズンで3度チームが変わったハワードは、地元アトランタに本拠地を構えるホークスにわずか1シーズン在籍した後でトレードされた。そのホークスは、決してチームに優しくないマイルズ・プラムリーの契約を引き受けてでもハワードを放出したがった。
ハワードはホークスの対応に腹を立てた。9月26日(日本時間27日)から始まるトレーニングキャンプに向けてシャーロット入りしたハワードは、物事の見方を変えようとしている。キャリアを通じて4チームを渡り歩き、年齢を重ねて以前より聡明になったのであれば、その方が良いに決まっている。
シャーロット内にある小学校のボーイズ・アンド・ガールズクラブ運営費として10万ドル(約1100万円)を寄付したハワードは、スターマウント・アカデミーでの集会に出席した際「リーグでキャリアを始めた頃の数年と比べれば、良い形になると思う」と語った。
ホーネッツのスティーブ・クリフォード・ヘッドコーチとハワードは旧知の間柄だ。2004年ドラフト全体1位でオーランド・マジックから指名されたハワードは、当時マジックでアシスタントコーチを務めたクリフォードHCと親交がある。またクリフォードHCは、ハワードがロサンゼルス・レイカーズでプレイした2012-13シーズンも同チームのACを務めた。ハワードは、クリフォードHCとの関係性が大きなプラス材料になると見ている。
ハワードは「クリフは僕がキャリアを始めた頃から近くにいる人で、彼は僕の人柄を理解してくれている」と語った。
そのクリフォードHCは、先週ハワードについて試合中に起こることを高いレベルで予測できる選手と話していた。
クリフォードHCの評価を聞いたハワードは「試合のことは理解しているし、彼の言う通り。僕には、試合中に起こる展開が予めわかるんだ」と話した。
その後ハワードは話題を変え、メディアが自身について誤った人物像を伝えていると語り始めた。
「アメリカ中に伝わるほどの影響力を持った記者が、周りの人の心に残るような僕の印象を伝えている。僕は、自分について周りが何かを言うのを容認してきた。それが僕自身に影響を与えるとしてもね」。
ハワードは「今回の機会は、これまでに失ってしまった全てを取り戻すチャンスだと思っているんだ。僕について否定的な意見だったり、ランキング云々は気にならない。でも、ファンや周りの人のことは気にかかる」と言う。
「ここ数年間と比べると、今は精神的にも肉体的にも以前より良い状態にある」。
原文:Howard sees Charlotte as perfect fit by NBA.com(抄訳)