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ドレイモンド・グリーンがカイリー・アービングの決断を尊重「大変な決断をした」

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カイリー・アービングは、クリーブランドを離れ、チームを引っ張る存在になることを希望した。そして今、真の実力を証明するチャンスを得たと、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは見ている。

アービングは、今夏クリーブランド・キャバリアーズに対してトレードを要求したと噂されている。その理由は、今後レブロン・ジェームズと一緒にプレイするのを嫌ったからと伝えられ、NBAに衝撃を与えた。だがグリーンは驚かなかった。

グリーンは『The Mercury News』に「驚いたと言う必要はないね。彼(アービング)をリスペクトするという以外にないかな」と語った。

「彼の決断は大変なこと。誰も考慮していないだろうけれど、相当なプレッシャーがかかることだ。それを理解した上で希望したわけだから、そっちの方が僕にとっては際立つ」。

アービングは2016年のキャブズ初優勝に大きく貢献した一人で、2015年から17年まで3年連続してウォリアーズとNBAファイナルで対戦したチームの中心だった。キャブズでの6年で平均21.6得点という数字を残したが、ジェームズがキャブズに復帰してからの3シーズンでしかプレイオフには進出できていない。

グリーンは「たいていの人は、レブロンが世界最高の選手と言うだろうね。レブロンに対して無礼をはたらくつもりはないけれど、カイリーが『レブロンと一緒にプレイしたくない』、『自分で道を切り開きたい』と言った以上、彼を自由にしてあげないといけない。彼は結果を残す準備ができたと言ったようなもので、それは大きなことだよ」と言う。

今夏ウォリアーズは昨季の優勝メンバーを残すことに成功した。しかしキャブズ、ボストン・セルティックス、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダーはそれぞれオールスターを加えてロスターの改造を行なった。グリーンは、NBAにおける激しい競争はジェームズが始めたことと主張している。

グリーンは、ジェームズがマイアミ・ヒートに移籍し、その後キャブズに復帰した経緯を踏まえ「レブロンがそれを可能にした。選手たちにとっての新たなドアを彼が開けたんだ。彼が選手に主張する力を与えた」と話した。

「自分のキャリアを好きなように送る力を手に入れて、自分がプレイしたいと感じるチームに行く。それを阻むルールも存在するけれど、選手には自分の希望を叶える力がある。それは特別なことなんだ。どちらかといえば、レブロンが選手たちにできることを気づかせたと言えるかな」。

アービングはジェームズが示した例を心に留め、セルティックスに優勝リングをもたらしたいと考えている。

原文:Draymond Green respects Kyrie Irving trade request: 'You have to deliver' by Joe Rodgers/Sporting News


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