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サンズ新人ドラガン・ベンダー「僕とポルジンギスには似たところがある」

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弱冠18歳のドラガン・ベンダーは、今年に入り激動の人生を歩んでいる。

イスラエルのマッカビ・テルアビブでのシーズンを終えると、NBAドラフトにエントリー。そして、フェニックス・サンズから全体4位指名を受けた。

今月初め、ニューヨークで行なわれた2016年の新人選手の写真撮影の際、ベンダーは、『USA Today』とのインタビューで、人生の大きな転換期について語った。

「バスケットボールを始めれば、誰でも、いつかはNBAチームにかかわりたいという夢を持つもの。僕にとっては、ドラフト会場に家族、友人が集まってくれたことは、一生の思い出になる」。

奇遇にも、昨年のドラフトに続いて、シュートを得意とするインターナショナル・ビッグマンが全体4位で指名された。2015年のドラフトでは、ニューヨーク・ニックスがクリスタプス・ポルジンギスを指名。ポルジンギスは1年目に平均14.3得点、7.3リバウンドという活躍を見せ、オールルーキー・ファーストチームに選出された。

ベンダーと同様、ポルジンギスもまた、指名を受けたときはまだ10代だった。1年先にNBAでプレイするようになったポルジンギスとの比較について、ベンダーは、「似ているところはあると思う」と、話している。

「お互いにヨーロッパ出身の7フッター(213cm)で、海外リーグからNBAに来た。それに、僕たちはシュートを打てて、このポジションにしては機動力があるから」。

「彼のような選手と比較されるのは素晴らしいこと。でも、コート上では、僕は僕のままでいようと思っている」。

2016年NBAドラフトで指名された選手の中では最年少のベンダーだが、最も経験不足な選手というわけではない。ヨーロッパを代表するクラブでの経験が、NBAでプレイする上で役に立つと、ベンダーは考えている。

「きっと役に立つと思う。(テルアビブでの)1年目も、クロアチアから外に出て、外国人選手として、異なる国でのプレイ、異なるタイプの選手とのプレイに対応できた」。

「昨季は面倒なこともあったけれど、クラブへの重圧を感じられたことは、ヨーロッパからアメリカに渡る上で役に立った」。

そんなベンダーが、サンズでの1年目に掲げる目標は、いたってシンプルだ。

「まずはルーキーシーズンを通して、チームメイトと同じレベルでのプレイを経験すること。そして、競い合うことだ。1年目は誰にとっても大変だけれど、できるだけ早くに慣れないといけない」。

原文:Dragan Bender Talks Rookie Year, Kristaps Porzingis Parallels by Tyler Emerick/Suns.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ