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ドノバン・ミッチェル、今夏FAになる権利を保持しているポール・ジョージの勧誘を示唆

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2017-18シーズンのユタ・ジャズは、多くのNBA関係者を驚かせた。プレイオフに進出したばかりか、ファーストラウンドでオクラホマシティ・サンダーに勝利したからだ。サンダーは、オールスターのポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニーのトリオを結成し、レギュラーシーズン開幕前の時点ではプレイオフでもセカンドラウンド以降に勝ち上がれると見られていた。

ジョージは今オフに契約最終年を破棄してフリーエージェント(FA)になる権利を保持している。もしFAになれば、複数のチームが獲得に動くだろう。サンダーを破ったジャズを引っ張った新人のドノバン・ミッチェルは、もしジョージがFAになれば、チームの魅力をアピールしたいと言う。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が司会を務めるポッドキャスト番組『Woj Pod』に出演したミッチェルは、FA選手との交渉が解禁される7月1日(日本時間2日)にジョージの勧誘に動くことを明言。同番組内でミッチェルが語った内容を、『The Salt Lake Tribune』のアーロン・フォーク記者が伝えた。

ミッチェルは「自分はルイビル大学での"リード・リクルーター”だった。大学を離れるまで、4、5選手の獲得に成功したと思う」と『Woj Pod』でコメントしている。

「選手の勧誘はできると思う。コーチ(ルイビル大男子バスケットボール部前ヘッドコーチのリック・ピティーノ)、ケニー・ジョンソン・コーチ(同大の前アシスタントコーチ)からいろいろと教わったんだ」。

ジャズは、今オフに大物FA選手を獲得できるだけのサラリーキャップの空きを作れるかもしれない。同番組内で話題にのぼったのはオールスターフォワードのポール・ジョージで、ミッチェルは同選手と友人関係にある。

ミッチェルは「彼とは、たしか7月1日から話ができると思うんだけれど、間違いなく話し合うよ」と語った。

「うちでプレイしない理由は? チームのボールの動かし方を知っているだろうし、うちの選手は誰が一番多く得点やリバウンドを決めるとかを気にしない。僕たちのチームには、試合に勝ちたい選手が集まっている」。

「もし大物選手をチームに加えられたら、自分たちに何ができるか想像できる。すごいことになると思うよ。もし獲得できなかったら、良いプレイが可能な自分たちの能力を信じるだけさ。でも、皆が話題にするような選手を獲得できたらうれしいね」。

またミッチェルは、同番組内でクイン・スナイダーHCの指導、ルディ・ゴベアら守備に優れる選手の存在についても触れ、大物FA選手にとって魅力的な要素が多いとも主張した。

ジャズとのプレイオフ・ファーストラウンド第6戦に敗れてシーズンを終えたジョージは、昨季最後のメディア対応の際、サンダー残留の可能性を示唆した。

「何よりも大事なのは、サム(プレスティGM)、ビリー(ドノバンHC)、ラス(ラッセル・ウェストブルック)と話をし続けること。そしてチームが向かう方向性を見つけることなんだ」。

なお、ジョージはFAについて「選手は、いつだってそういう選択肢を求めている」とも話している。

「ただ、球団が何を考えているのかを確認して、自分が求めることをしてくれるのかどうかを確認する。それが上手くいけば、長期間プレイしたいチームの候補になる」。

原文:Donovan Mitchell says he plans to recruit Paul George to Utah Jazz in free agency by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ