ポール・ピアースの現所属先はロサンゼルス・クリッパーズだが、現役最後の試合に出場するときは、赤、白、青のジャージーを身に纏っていないかもしれない。
クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは、ピアースはボストン・セルティックスのメンバーとして引退すべきと主張する。『CBS Boston』とのインタビューで、リバースHCは、その真意を語った。
「重要なことだ。それは実現させないといけないし、きっとそうするだろう。ダニー(エインジ、セルティックス球団社長)とマイク(ザレン、アシスタントGM)とは、この件について話した。彼が引退するときはセルティックとして引退する。そうでなければいけない。ポールはセルティックだ。だから、彼が引退するときは、セルティックでなければいけない。私の考えに異論がある者はいないと思う」。
ピアースは1998年ドラフト全体10位でセルティックスから指名され、1年目から15年目まで所属した。2008年には、リバースHCとピアースらの活躍により、セルティックスは優勝を果たしている。その後、2013年にブルックリン・ネッツにトレードされたピアースは、2014-15シーズンをワシントン・ウィザーズでプレイし、現在に至る。
問題は、今年の10月で39歳になるピアースが、いつ引退するかということ。リバースHCは、まだ本人から何の連絡も受けていないと語った。
「彼と話をするときにわかるだろう。考えが巡っているのだと思う。そうなって当然だ。ポールは昨季、ベストとは言えないパフォーマンスに終わった。このまま終わらせたくはないだろう。だからこそ、チームに戻るために準備をしている。ただ、来週には考えが変わっていることだってあり得る。本人の決断を待たないといけない。トレーニングキャンプに彼の姿があれば、現役を続けるということだと思う」。
原文:Doc Rivers: Paul Pierce will retire a Celtic by Steven J. Gaither/SportingNews