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カイリー・アービングの意思を尊重するディオン・ウェイターズ「彼はリーダーになりたがっている」

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昨季マイアミ・ヒートで自他共に認める高い評価を得たディオン・ウェイターズは、今夏ヒートと再契約を結んだ。先日フィラデルフィアのラジオ番組のインタビューに応じたウェイターズは、クリーブランド・キャバリアーズにトレードをリクエストしたと言われているカイリー・アービングについて語った。その内容を『Miami Herald』のマニー・ナバーロ記者が伝えている。

ディオン・ウェイターズは、NBA選手になってからフィラデルフィアでセレブを集めた『Made in Philly』というパーティーを開催している。過去には近しい友人で、ラッパーのミーク・ミル、ヒートのチームメイトであるタイラー・ジョンソン、ジェームズ・ジョンソン、オカロ・ホワイト、同じフィラデルフィア出身のウェイン・エリントンらが参加した。

25歳のウェイターズには、今年のパーティー以外にも、ヒートとの再契約、クリーブランド・キャバリアーズからの退団を希望しているとされるカイリー・アービング、アービングがヒートに移籍する可能性などについて言うべきことがあった。

キャブズ時代に2年半チームメイトとしてプレイしたアービングがヒートに移籍する可能性について聞かれたウェイターズは、『HipHopSince 1987』に対し「チームの助けになる。反対はしないよ」と返答。そして「ただ、自分の中にもチームを引っ張る気持ちがある」と続けた。

ウェイターズは、アービングがキャブズ退団を希望していると聞いても驚かなかったという。

ウェイターズは「彼とは話したよ」と語った。

「驚いたと言えば嘘になる。状況はわかっていたから。僕は彼の考えを尊重する。優勝したからには、以前より大きな役割を引き受ける時期だと思う。リーダーになって、チームを引っ張る存在になる時期だと思う。彼はリーダーになりたがっているのだろうね。その考えは何も間違っていない。僕も同じ考えだし、彼の決断を尊重している。彼は勝つために必要なことを理解している。それらのすべてをブロン(レブロン・ジェームズの愛称)から学んだんだ。彼と4年プレイして学んだことさ。勝つために必要なことを知っているんだ。自分もそうだった。僕もブロンとプレイしていたときに、すべてをスポンジのように吸収した。チームに加わった初日から彼がいろいろと教えてくれた。どうやって身体をケアするとか、些細なことを含めてね。彼はプロ中のプロ。真のプロフェッショナルだ」。

ウェイターズは、オクラホマシティ・サンダーに移籍後も同様にチームメイトから学んだ。当時の経験についてウェイターズは「サンダーに移籍してからは、KD(ケビン・デュラント)とラス(ラッセル・ウェストブルック)から学んだ。KDがいろいろと教えてくれて、毎日のように取り組んだ」と言う。

「周りにも言っているけれど、僕は2人の良いところを学べた。そのおかげで、今の状況に対応できるだけの準備を整えられた。当時は一歩下がる必要があった。そのときの経験が悪いものだったとは思っていない。僕は徐々に成長していった。それにチャンスが来たら、過去を振り返る必要なんてないんだ」。

原文:Waiters chimes in on Kyrie-to-Heat talk by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ