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ダイアナ・タラシが通算得点でWNBA歴代首位に

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フェニックス・マーキュリーのダイアナ・タラシが、6月18日(日本時間19日)のロサンゼルス・スパークス戦でWNBA通算得点記録を更新した。『AP通信』がその様子を伝えている。

ダイアナ・タラシの記録的な日に足りなかったのは勝利くらいだった。

タラシは家族、友人たち、そしてコービー・ブライアントの前で、WNBA通算得点で歴代首位に立った。

両親が見守るなか、タラシはティナ・トンプソンが持つ記録を塗り替えた。試合はフェニックス・マーキュリーがロサンゼルス・スパークスに59-90で敗戦した。

「LAで父の日に家族の前で達成できたのはとても特別」と、この日19得点したタラシは語った。

タラシはトンプソンの記録を破るまであと14得点という状況で試合を迎え、前半終盤にマーキュリーが大量リードされているなかで記録を達成した。

「得点をしたら、なかなかクールだった。流れのなかで達成したかったのであまり考えないようにしていた。実際そうすることができた。これまで一緒にプレイしてきた素晴らしい選手たち、数々の試合を思い出している」。

これでタラシはリーグの歴代得点ランキングのトップに立った。キャリアを通して通算7494得点、平均19.9得点記録している。

ここ数週間、歴代通算得点に徐々に近づくなかで彼女は記録を破ることはあまり考えていないと話していた。

得点後、試合が止められ、タラシはブライアントと彼の娘たち、タラシ本人の娘も来ていた観客席から温かいスタンディングオベーションを浴びた。

「この試合を観に来ることはだいぶ前から決めていたんだ。歴史的な夜になったことがとても嬉しいよ」と、ブライアントは試合中のインタビューに答えた。

ブライアントは以前からタラシのハードワークに感心していた。

「何年もすごい選手でいることは、彼女の練習量やゲームに対する献身性の証だ。彼女の知性と犠牲心のたまものだよ。素晴らしいアスリートだ」と、ブライアントはESPNに話している。

タラシと何度かオリンピックや海外チームで一緒にプレイしたことがあるトンプソンからも、祝福の言葉が送られた。

「(記録を達成したのが)ダイアナであることに興奮しているし、彼女にバトンを渡せることがとても嬉しい。これまで彼女とは金メダル獲得、優勝、オールスターゲームなどいくつもの素晴らしい経験を共にしている。ダイアナはこのゲームをプレイした歴代の選手のなかでもベストのひとりで、私の一番好きな選手のひとり。これまでも驚くべきことをやってきていて、彼女と一緒に私もそれらを経験できたことにとても感謝している。自分のことのように嬉しいし、ダイアナならこの記録をこのままぶっちぎると思う」。

今年平均18.1得点を記録しているタラシは、シーズン序盤にWNBA通算得点2位だったタミカ・キャッチングスを抜いた。マーキュリーのスター選手であるタラシは、わずか13シーズンでリーグのトップスコアラーになった。トンプソンは17年かけて作った記録だった。

シーズン序盤にはケイティ・スミスの持つ通算3ポイントショット成功数の記録も抜き去っている。タラシは現在927本の3Pを決めている。

今月35歳になったタラシは、まだまだ衰えを見せる様子はない。つい先日には、2020年まで契約を延長したばかりだ。

原文:Diana Taurasi breaks WNBA career scoring record by NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ