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前ラプターズのドウェイン・ケイシーがピストンズのヘッドコーチに就任

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デトロイト・ピストンズは6月11日(日本時間12日)、ドウェイン・ケイシー(61)が新ヘッドコーチに就任することを発表した。

NBAの前に日本で5シーズン指揮を執り、1998年には日本代表の30年以上ぶりとなる世界選手権出場にも尽力したケイシーHCは、過去24シーズンのうち23シーズンでヘッドコーチないしアシスタントコーチを歴任してきた。

2005年から2007年までミネソタ・ティンバーウルブズを率い、直近では2011年から2018年までトロント・ラプターズを指揮。レギュラーシーズンで320勝238敗(勝率57.3%)という成績を残した。球団記録となる5年連続プレイオフ進出を果たし、2016年にはイースタン・カンファレンス・ファイナルも戦っている。

今季は59勝をマークし、25日(同26日)に発表される年間最優秀コーチ賞のファイナリストにノミネートされた。ラプターズにとって球団初となるオールスターでの指揮も執っている。これまで、ケイシーHCは1996年と2011年のNBAファイナル、1996年と1998年、2018年のオールスターで采配を振るってきた。

オーナーのトム・ゴアーズは「リーグで最も成功し、大きな敬意を払われているコーチの一人」と、ケイシーHCを称賛している。

「素晴らしいコミュニケーターであり、リーダーだ。選手たちの成長を加速化させてくれるだろう。この数週間は、ドウェインと多くの時間を過ごしたが、我々を次のレベルに引き上げるうえで適切な人材だと確信している」。

さらに、ゴアーズは「このロスターに何ができるのか、彼はミーティングで素晴らしい洞察力を見せてくれた。そして、人々を団結させるチームの役割や街に対する大きな情熱もね」と続けた。

「素晴らしい気質の見事な人材だ。我々の文化を具現化する人だよ。球団を見事に代表してくれるはずだ」。

一方、ケイシー新HCは「優勝経験があり、今もそれだけのロスターを持つピストンズに加わることができ、興奮と誇りを感じている」と喜んだ。

「チームと街に対するトムのビジョンには本当に魅了された。デトロイトのファンのためを望んでいるのは明らかだ。それを実現する彼のリーダーシップの強さを信じている」。

さらに、ケイシーHCは「このチームには非常に高いレベルで競える選手たちがそろっていると確信している」と付け加えている。

「多くのタレントがおり、堅固な核があって、向上を熱望するエキサイティングな若手たちもいる。すぐに仕事に取り掛かっているよ。それらが我々を成功へ導いてくれるはずだ」。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ