ニューヨークで浴びるスポットライトは、他の都市よりも輝きが違うという通説がある。だがデリック・ローズが感じていることは、それとは異なるようだ。
今夏シカゴ・ブルズからニューヨーク・ニックスにトレードされて以降、ローズはあらゆる面で以前より注目や関心から解放されたと感じていると、『New York Daily News』に語った。
「ニューヨークでの経験、自由に生活できる感じとかを考えると、気軽に暮らせる都市はアメリカではいくつかに限られてしまうと思う。ニューヨークに来てからは、以前より自由に生活できているよ。きっと、この街の人は、セレブを見慣れているんだろうね」。
たしかに、これまでのローズの歩みを振り返れば、発言にも理解はできる。2008年ドラフト全体1位指名を受け、地元シカゴで8年間プレイしたのだから、周囲から注目され続けたことは容易に想像がつく。
ローズは、「ニューヨークだと普通に街を歩けるし、一般市民になれる」と、言う。
2011年のシーズンMVPに輝いたローズは、ニックスでの1年目は19試合を終えて平均16.4得点、4.8アシスト、4.1リバウンドを記録している。
ローズは普段の生活の重要性についても、次のように話した。
「家にだって帰らないといけないし、プレイしていない日には街を出歩くことだって必要。楽しむことも大事だ。ニックスでプレイするようになってから、そういう夢が叶ったよ。試合が終われば、僕だって自由に出かけたいし、一般市民として生活を楽しみたいから」。
原文:Derrick Rose happy he can be a 'regular person' in New York by Steven J. Gaither/Sporting News(抄訳)