今夏フリーエージェントになるデリック・ローズは、新たに契約を結ぶチームを選択する際、高額な報酬より、勝てる環境を優先するつもりだ。今季ニューヨーク・ニックスでプレイするローズは3月22日(日本時間23日)、FA権取得後の選択についてリポーターに次のように語った。
「お金のことは考えていない。もう十分過ぎるくらい蓄えているから。もし今の時点で現役を辞めたとしても問題ないくらいにね。僕は勝ちたい。どのチームに行っても、幸せに感じられる環境を得たい。もちろん、交渉事で確かなことなんてない。自分がお金を最優先に考えていると思っている連中とは交渉しない。自分は勝ちたいんだよ」。
もしローズが優勝を最優先に考えるのであれば、ニックス残留は一筋縄ではいかないかもしれない。先月のトレードデッドラインまでにトレードの噂が頻繁に聞かれたからだ。ニックスが今後どういう方針を取るかはわかっていないため、興味深いシーズンオフになる可能性もある。
だがローズは、あらゆる選択肢を残しておくことを明言している。
ローズは「FAになるのは今回が初めてだから、どういうプロセスを踏むかもわからない」と話している。
「シーズンが終わってから、代理人、兄弟、家族と話し合う。もちろん(ニックスに)残りたい。ニューヨークでの環境、ザ・ガーデン(マディソン・スクエア・ガーデン)で毎試合プレイできるのは最高だからね。それでも、改めて代理人と家族と話し合う必要がある」。
原文:New York Knicks' Derrick Rose: Winning over cash in free agency by NBA.com