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デマーカス・カズンズがトレードの噂について言及

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2010年ドラフト全体5位でサクラメント・キングスから指名されて以降、デマーカス・カズンズの周囲は常にトレードの噂でもちきりだった。

カズンズがキングスのヘッドコーチ、ドラフトでの球団の決断に対し不満をこぼした時期もあり、そういう意味ではトレードの噂も合点がいった時期もあった。だが、最近ではチームに対する不平不満も和らいでいる。

球団を代表するスター選手となり、NBAで数少ない真のセンターという立ち位置を得た今、カズンズ自身は近々に他チームに移籍する可能性は少ないと考えているようだ。

カズンズは『ESPN』に対し、「チームのマネージメントと頻繁に話をしている。僕たちは同じ方向を向いている。何も心配していないよ」と、語った。

「リーグ全体から欲しいと言ってもらえているということは理解している。もし誰も自分を欲しがらなくなったら心配になるさ。だから、そうなったら自分で色々と決めないといけない状況になる。でも、今の状態には満足しているよ。このチームにいられて嬉しい。素晴らしい場所にいると思っているから」。

今季レギュラーシーズン21試合を終えて8勝13敗と負け越しているキングスは、カズンズと共にチームを支えるタレントの獲得に失敗してきた。先月、カズンズはケンタッキー大時代のチームメイトであるジョン・ウォール、エリック・ブレッドソーとNBAのチームで一緒にプレイする可能性について言及した。
今はキングスで満足しているようにも見えるが、結果がついてこない状況に苛立ちを抱えているようにも見える。

カズンズは、「勝てていない。他の選手の気持ちなんて代弁できない。自分は思ったことを言っているだけ。自分では、毎試合で今よりも良いプレイができるとは思っている」と、語った。

今季のトレード期限まで、あと77日。カズンズのように勝てないチームのスター選手たちの周辺では、今後トレードの噂が持ち上がり始める。

原文:DeMarcus Cousins addresses those constant trade rumors by Alec Brzezinski/Sporting News(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ