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ペリカンズで心機一転のデマーカス・カズンズ「戦う準備は整っている」

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2月22日(日本時間23日)、ニューオーリンズ・ペリカンズはサクラメント・キングスとのトレードで獲得したデマーカス・カズンズとオムリ・カスピの入団会見を行なった。

カズンズは19日(同20日)にスムージー・キング・センターで開催された第66回NBAオールスターゲームに出場し、試合直後にトレードを伝え聞いた。トレード成立直後の心境を聞かれたカズンズは「最初は何も考えられなかった。でも、あらゆる事象は理由があるから起こる。これがNBAのビジネスということを理解しようと努力した。今は怒り、失望などの感情はない。これはビジネスだから」と答えている。

なかでも注目されるのは、やはりアンソニー・デイビスとのツインタワー誕生だ。オールスター2人のデュオについて、カズンズは「素晴らしい機会だと思う。お互いに学び合える。お互いに足りない部分を補い合える」と言う。

過去アメリカ代表でも一緒にプレイしているデイビスとの連携については「短期間では完成しないだろうけれど」と前置きしつつ、「これまで一緒にプレイしたこともあるから、やり易い。彼となら大暴れできる。相手を震え上がらせることも可能だと思う」と自信をのぞかせている。

会見に同席したアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチも、カズンズ&デイビスのデュオに期待を寄せる。特に現在NBA28位に低迷しているオフェンシブリバウンド(平均8.5)の改善に繋がると語っている。

カズンズは背番号をキングス時代の15番から0番に変更した。その理由については「New Life」(新たな人生の始まり)と簡潔に説明している。

異なる性格の2人が共存できるかにも注目されているが、カズンズは「自分が炎なら、彼は氷のようなもの。足りない部分を補い合える」と答え、笑いを誘った。

今季25試合を残すウェスタン・カンファレンス11位のペリカンズは、同8位デンバー・ナゲッツを2.5ゲーム差で追っている。カズンズの加入で追撃体勢を整えた新生ペリカンズは、レギュラーシーズンが再開される2月23日(同24日)にホームで行なわれるヒューストン・ロケッツ戦から巻き返しを狙う。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ