ニューオーリンズ・ペリカンズは、オールスターのデマーカス・カズンズとアンソニー・デイビスを中心とするチームを作っている。しかし、2人だけで全責任や負担を負うわけにはいかない。それでもカズンズは、今夏フリーエージェントになった選手たちをペリカンズに呼び寄せるために勧誘活動を行なっていたと、『The Times-Picayune』のウィリアム・ギロイ記者が伝えている。
ニューオーリンズ・ペリカンズのアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチは、NBAアフリカゲーム2017に参加するため、デマーカス・カズンズとともにヨハネスブルク(南アフリカ)を訪れている。8月3日に同地で行なわれた会見にカズンズとともに出席したジェントリーHCは、カズンズがフリーエージェント選手の勧誘をしていたことを明かした。
ペリカンズは、7月にベテランガードのラジョン・ロンド、イアン・クラークとの契約合意を取り付けたが、ジェントリーHCは、カズンズが両選手の獲得の際に大きな役割を担ったと話している。
ジェントリーHCは「彼は今夏、フリーエージェント選手の勧誘において素晴らしい仕事をしてくれた」と語った。
「彼はロンドとも、イアン・クラークとも話してくれた。ほかにも、我々が獲得しようとしている選手全員と連絡をとってくれた。非常にアクティブに動いてくれている」。
2月のオールスターゲーム終了後に成立した大型トレードでサクラメント・キングスからペリカンズにトレードされたカズンズは、ロスターを強化するため、チームのフロントに力を貸している。
カズンズは「僕たちは勝ちたい。そのためには、できるだけ多く優れた選手が必要だ」と言う。
「全員に連絡したよ。名前は挙げたくないけれど、(フリーエージェント)市場に出ているビッグネームとも話した。チームをレベルアップさせることが大事なんだ」。
「今のNBAの傾向はわかっている。(王者ゴールデンステイト・ウォリアーズに)対抗するには、できるだけ多くの助けがいるし、可能な限り多く才能のある選手が必要。その方向に力を注いでいる。僕たちは勝ちたいんだ」。
ジェントリーHCは、優勝経験のあるロンドやクラークの加入は、比較的若い選手の多いペリカンズに計り知れない影響を与えられると考えている。
「非常に控え目に言われていることだし、過小評価されていることだが」と話し始めたジェントリーHCは、次のように続けた。
「優勝するのに何が必要かを理解し、困難を乗り越える方法も知っている選手の存在は大きい。そういう選手は、必要なときにチームメイトに経験を伝えられる。コーチから言われるよりも、仲間から聞くことに勝るものはない」。
原文:Cousins played recruiter for Pelicans by NBA.com(抄訳)