今オフにトロント・ラプターズからフリーエージェントになるデマー・デローザン(ガード)は、FA選手との交渉が解禁される7月1日(日本時間2日)以降も、現時点ではラプターズ以外とは交渉の席に着かないと、ESPNが伝えた。
ESPNによれば、デローザンはラプターズとの再契約しか考えていないようで、チームとの交渉で折り合いがつかない場合にのみ、他チームとの話し合いを持つという。
デローザンは、2016 プレイオフ、イースタン・カンファレンス・ファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに敗れた後、「自分の心は常にトロントにある」と、語り、残留する気持ちが強いことを示唆した。
「常に言ってきたことだけれど、チームが負けたときや、チームの状態が良くなかったとき、僕は感情的になっていた。自分の考えを変えるつもりはないとも言ったし、球団を今いる位置にまで導ける選手になりたい。たとえチームが勝っても、その考えを変えたくはない」。
昨季ラプターズは、球団新記録となる年間56勝(26敗)を記録し、イースト2位でプレイオフに進出した。
ラプターズも、デローザンとの再契約がオフシーズンの最優先事項と主張。デローザンは、2015-16シーズンにチーム最多となる平均23.5得点をあげた。
現行の労使協定では、ラプターズが他チームよりも好条件を提示することができる。デローザンがラプターズで手にできるマックス契約が5年総額で約1億5300万ドル(約155億5800万円)に対し、他チームとマックス契約を結んだ場合は、4年総額で約1億1400万ドル(約115億9200万円)という条件になる。
原文:Sorry Lakers fans, DeMar DeRozan remains focused on Raptors by Marcus DiNitto/Sporting News