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ハッスルプレーを繰り返すM・デラベドバはダーティーな選手なのか?

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彼はハッスルする。向こう見ずだ。だが、マシュー・デラベドバはダーティーな選手なのだろうか?

クリーブランド・キャバリアーズとアトランタ・ホークスのイースタン・カンファレンス第3戦で、2試合連続欠場となったカイリー・アービングに代わって出場したデラベドバは、第2クォーターの終盤にホークスのアル・ホーフォードを退場に追いやった。

ショットを外したホーフォードは、リバウンドを争う際にデラドベバにもたれかかられ、同選手の肩から頭にかけてひじ打ちを見舞い、フレイグランドファウル2を宣告され、退場となっている。

ホーフォードは「フィジカルなゲームであり、僕が悪い判断をした」と、反省した。

「やり直したいけど、何よりもつらいのは、チームとチームメイトたちをこの試合で助けることができなかったことだ」。

デラベドバは第2戦でもカイル・コーバーと交錯しており、コーバーは負傷している。ルーズボールにデラベドバがダイブし、競ったコーバーは右足を痛め、足首の捻挫でポストシーズンを終えることになってしまった。

デラベドバはシカゴ・ブルズとのイースタン・カンファレンス準決勝第5戦でも、第4Qにタージ・ギブソンに脚を絡ませており、蹴り返したギブソンがフレイグラントファウル2で退場となっている。

ホーフォードとデラベドバはどちらも負傷しなかったが、前者は第2戦でコーバーを負傷させた形のデラベドバが相手だったことが、思わず反応してしまったことに影響したと認めている。

そのうえで、ホーフォードは「僕がもっとうまく状況を扱うべきだった。今回のことから必ず学ぶよ」と続けている。

ホーフォードは退場するまで、19分間のプレーで14得点を記録していた。彼が退場したときに1点差でリードしていたホークスは、最終的にオーバータイムの末、3点差で敗れ、シリーズで0勝3敗と苦境に立たされている。ホーフォードが試合に残っていれば、違う結果になっていたかもしれない。

だが、デマーレ・キャロルは「彼はチームを守るために必要だと思ったことをやっただけだ。そして退場になった」とホーフォードを擁護した。

一方、デラベドバ本人は「もちろん、(ホーフォードには)賛成できない」と潔白を主張している。

「僕は彼をボックスアウトしていた。彼が僕の左腕を押し下げていたのは映像でも分かるはずだ」。

また、レブロン・ジェイムズも「前回のデラベドバとコーバーの件と、今夜の終盤にダイブしていた18人との間に違いはない」とデラベドバを擁護した。

「僕らは決して誰かを傷つけようとはしない。すべて終われば、僕らは兄弟であり、NBAのファミリーだからね。でも、僕は試合に勝つためにプレーしており、アグレッシブにプレーするものだ」。

さらに、ジェイムズは「第2戦で(ペロ)アンティッチは空中で僕を両手で押したけど、話題になっていない。何の話をしているんだ? バスケットボールの試合で勝とうとしている僕らのことを話題にしているのか、それともデラベドバがどんな選手かを見出そうとしているのかい?」と続けている。

「彼らがデラベドバのことに集中しているなら、間違ったことに集中しているということだ」。

原文: Dellavedova keeps getting under opponents' skin by Steve Aschburner /NBA.com (抄訳)

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