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タレント豊富な34名でアメリカ代表ミニキャンプがスタートへ

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8月11日(日本時間12日)から、アメリカ代表ミニキャンプが行なわれる。このキャンプに参加する34名のうち、2016年のリオデジャネイロ五輪に参加するのは12名のみ。そのほかの22名は、2019年のワールドカップか、2020年の東京五輪を待たなければならない。

マネージングディレクターのジェリー・コランジェロは、NBA.comの電話インタビューで、「自分たちの状況を把握できるだろう」とキャンプの展望を語った。

「我々は非常に才能ある選手たちの集まりだ。我々に必要なのは、選考プロセスに関して思慮深くあることだ」。

コランジェロは「必ずしもベストの12名でなければいけないわけじゃない。ベストのチームをつくるための選考だ。それが我々の哲学だよ」と強調している。

「選考されなかった選手たちは、決して困惑してはいけない」。

昨年、スペインへの道の途中で選考されなかったダミアン・リラードや、2010年と2014年は代表入りしたものの、2012年のロンドン五輪を負傷で逃したデリック・ローズはキャンプに参加しない。

34名のうち、五輪やFIBAの大会に出場経験があるのは18名。2008年の北京五輪か2012年のロンドン五輪、あるいは両大会に出場したのは、次の9名だ。

レブロン・ジェイムズ、クリス・ポール、カーメロ・アンソニー、ジェイムズ・ハーデン、ドワイト・ハワード、ケビン・ラブ、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビス

ワールドカップに出場経験があるのは、以下の9名となる。

デマーカス・カズンズ、ステファン・カリー、デマー・デローザン、アンドレ・ドラモンド、ケネス・ファリード、ルディ・ゲイ、カイリー・アービング、メイソン・プラムリー、クレイ・トンプソン

まだ国際舞台を経験したことがないのが、次の8名となる。

ラマーカス・オルドリッジ、ブラッドリー・ビール、ポール・ジョージ、ブレイク・グリフィン、ゴードン・ヘイワード、カワイ・レナード、チャンドラー・パーソンズ、ジョン・ウォール

そして、残りの8名がニューカマーだ。

ハリソン・バーンズ、ジミー・バトラー、マイケル・カーター=ウィリアムズ、マイク・コンリー、ドレイモンド・グリーン、トバイアス・ハリス、デアンドレ・ジョーダン、ビクター・オラディポ

2008年から2010年のときは、12名全員の顔ぶれが変わった。2012年から2014年は10名が変更している。2016年から2019年は、FIBAの形式が変わるため、再びロスターが一変するだろう。

そしてコランジェロは、「これからNBAのシーズンが始まるんだ」と、今から来年にかけても保証があるわけではないと語った。

「いろいろなことがある。契約問題もあるだろう。ケガもあるかもしれない。出場しないと決める選手が出てくることもあり得る。だから、我々のように豪華な代表チームメンバーがいるのは大きなことなんだ」。

原文: Deep Team USA talent base on display at Vegas camp by Steve Aschburner /NBA.com (抄訳)

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