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D・ブラットHC「勝つ方法は見つけた」

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ゴールデンステイト・ウォリアーズとの2015 NBAファイナル第1戦を落としたクリーブランド・キャバリアーズにとって、攻撃の起点でもあるカイリー・アービングの負傷離脱は大きな痛手だ。

第1戦ではレブロン・ジェイムズが44得点を記録したものの、アービング以外の選手の攻撃参加はあまり見られず、オーバータイムの末100-108で敗れた。最低でも敵地で1勝以上をあげなければ優勝できないキャブズにとって、第2戦以降もジェイムズに攻撃を託すのか、それともプレーメーカーとしての役割に比重を置かせるのかが1つの焦点になる。

6月6日(日本時間7日)の練習後に行なわれた会見で、キャブズのデイビッド・ブラットHCが、今後のジェイムズの役割、そしてチーム戦術の変更などについて語った。


――カイリーが離脱したことで、レブロンにはよりアグレッシブにプレーして欲しいのか、それともプレーメーカーとしての役割を担ってもらうのか、どう考えている? それと、アトランタ・ホークスとのイースタン・カンファレンス決勝の2試合で、カイリーが欠場しても勝利を収めたられた要因は?

レブロンは、どちらの役割にも優れた選手だ。得点能力も高く、チームメイトをプレーに参加させられる力も持っている。ホークスとのシリーズでの2試合は、カイリーとケブ(ケビン・ラブ)が出場できない状態でも、高いレベルの守備を実行して勝てた。チームとして、それぞれがステップアップし、それぞれの実力を高めることで対応できた。

――カイリーがいないことで戦い方を変える?

いくつかの面で変えることになるだろう。カイリーがコートにいてくれることで、チームは多くの成功を収めてきた。彼はオールスター選手で、リーグを代表する素晴らしい選手だ。彼の離脱はチームにとって痛い。それは間違いない。ただ、彼がいない中で適切にプレーし、勝利を収める方法を見つけた。チームの全選手が、それを実行することに集中している。

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