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セルティックスのダニー・エインジ球団社長がゴードン・ヘイワードの負傷について言及「今季中の復帰は難しい」

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ボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワードは、10月19日(日本時間20日)に脱臼した左足首、骨折した脛骨の手術を受けた。手術は無事に成功し、これから長いリハビリの日々が始まる。ヘイワードの代理人、マーク・バーテルステインは今季中の復帰は難しいと見ているが、それを誰よりもわかっている人物こそ、セルティックスのダニー・エインジ球団社長だ。

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エインジ球団社長は、『Boston Herald』のマーク・マーフィー記者とのインタビューで「選手によって回復の仕方は異なる」と語った。現時点では、ヘイワードが誰よりも早く回復すると願うしかない。

今季中にヘイワードが復帰する可能性について聞かれたエインジ球団社長は「私は医師ではない。手術にも立ち会っていないので、わからない」と答えた。

「(復帰について)今の時点で言うのは時期尚早だ。手術を終えたばかりで、彼は18日(日本時間19日)には一睡もできず昨日は1日中休んでいた。彼の復帰時期を知っている人物がいるのかどうかも、私にはわからない」。

だがエインジ球団社長は、こう続けた。

「ただ、彼が今季中に復帰するのは難しいだろう。彼を戦力として考えず、前に進むべきだ。プレッシャーを与えず、しっかり治してもらいたい。それが何よりも大事で、復帰時期について語るべきではない。それは時間が解決する問題だ。選手によって回復の仕方は異なるのだからね」。

セルティックスのロスターには1人分の枠が空いている。今後セルティックスはNBAに故障者例外条項(disabled player exception)を申請する可能性もある。これが認められれば、800万ドル(約9億800万円)まで新たな選手獲得に費やせるが、エインジ球団社長は現状のまましばらく様子を見る考えを示唆している。

「チームを改善させる方法を検討しているが、事を急く状態にはいない」と、エインジ球団社長は語った。

今後の成功に必要なものについて、エインジ球団社長は「シーズン開幕前には、誰もがあらゆることを予言する。開幕戦の試合開始から5分後、その予言がどうなったのかは見た通りだ。今はチームをレベルアップさせること、それからチームをまとめる方法を考えている」と言う。

「パニックを起こしているわけではない。ただ、チームは良いプレイができていない。開幕からの2試合ともに勝つチャンスがあったのだから、今よりもっと良いプレイは可能だ。このまま成長し続けられるか見てみたい」。

「(ヘイワードのけがの瞬間を見て)何が起こったかすぐに理解した。ゴードンのことを思うと気の毒で仕方がない。誰よりもそう思っている。チーム全員にとって本当に辛いことだ。だが、このけがを乗り越えなければいけないのはゴードンだ。辛いと思うが、ゴードンは強靭な男。彼なら乗り越えられる」。

「ゴードンのことを思うと気の毒だ。彼は今季のチャンス、キャリアにとって大きなチャンスのために準備してきた。今回のけがでかなり後退してしまったが、彼なら糧にできる。我々は、時として困難を乗り越えて成長する場合もある」。

原文:Danny Ainge not expecting Gordon Hayward's return this season by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ