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ドラフト指名候補ロンゾ・ボール、セルティックスのワークアウトを「丁重にお断り」

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2017年のNBAドラフト1位指名権を持つボストン・セルティックスのダニー・エインジGMが5月25日(日本時間26日)、ボストンのラジオ番組で、指名候補ロンゾ・ボールからワークアウトへの参加を拒まれたと明かした。

UCLAのボールは今年のドラフトで上位指名が予想されるタレントのひとり。南カリフォルニア出身ということもあり、2位指名権を持つロサンゼルス・レイカーズが狙うとの見方が広まっている。

『CSN』のセルティックスのリポーターであるA・シェロッド・ブレイクリー記者も、このニュースをツイートした。

『ESPN.com』のクリス・フォスバーグ記者は、エインジのインタビューについてより詳しく報じている。

エインジは、セルティックスが1位指名権を持っているにもかかわらず、すべてのトップクラスのタレントを評価できないという理想的ではない状況だと語った。ただし、エインジは、過去にもセルティックスがワークアウトをしていない選手をドラフトしたことがあるとも指摘している。

エインジはワークアウトについて、「(ボールが)参加するようにトライした」と述べている。

「彼らはコンバインにも姿を見せなかった。それはとても一般的なことだ。上から10~15人というトップクラスの選手の多くがコンバインには参加しない。我々はただ彼がワークアウトに参加するように努めたのだが、彼らは丁重に断った」。

1位指名権を持つセルティックスのワークアウトを断るというボールの決断は、金銭面で大きな影響があるかもしれない。労使協定によると、新人に保証されるサラリーは1位指名と2位指名で220万2900ドル(約2億5000万円)の差だが、所得税を考慮するとその差はさらに顕著となる。カリフォルニア州はアメリカでも最高の税率13.3%だが、マサチューセッツ州は5.1%だ。

原文:Danny Ainge: Lonzo Ball 'politely said no' to pre-Draft workout by NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ