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D・ラッセル「コービーとプレーする準備は出来ている」

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6月25日(日本時間26日)に行なわれた2015 NBAドラフトで、ロサンゼルス・レイカーズがオハイオ州立大出身のディアンジェロ・ラッセル(ガード)を指名したとき、多くの関係者が驚きの声をあげた。大方の予想では、デューク大出身のジャリル・オカフォー(センター)が2位指名されると見られていたからだ。レイカーズは、大学1年目に平均19.3得点、フィールドゴール成功率44.9%、3ポイントシュート成功率41.1%、5.0アシスト、5.7リバウンドを記録したラッセルを選択した。

チームの顔とも言えるコービー・ブライアントが、ラッセルを快く迎え入れるかどうかについては、すでにさまざまな噂が出ているものの、ラッセル本人は、ブライアントが、若手が多くなるチームの成長を助けることはあっても、妨げるようなことはしないだろうと楽観視している。

「コービーのチームでは、何がどうなるのかわからない部分はあると思う。ただ、彼は勝ち方を知っている。それに僕には勝利を求める強い気持ち、相手と競い合う性分が備わっている。彼とプレーする準備は出来ているよ」と語った。

現在のレイカーズには、ラッセルのほか、昨年のドラフトでは全体7位でレイカーズから指名されたジュリアス・ランドル(フォワード)、昨季のオールルーキー・ファーストチームに選出されたジョーダン・クラークソン(ガード)など、将来性の高い若手が揃っている。来季が現役最後のシーズンになる可能性もあるブライアントが、彼らに自身の知識と経験を授けることは、来季以降のレイカーズにとって極めて重要になるだろう。ラッセルも、ブライアントとプレー出来る意味を理解していると言う。

「コービーが、あとどれくらい現役を続けられるかはわからない。でも、彼は勝つために何が必要かを知っている。彼にとっても、勝利を求め、ハングリーな若手がいるチームになるのだから良いことだと思うし、チームの成長に限界はない」。

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