センター部門
1位
ディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ/74.5%)
ゲームを作る最強ダンカー
オールスター初出場を果たしたジョーダンは、ウィルト・チェンバレン以来のフィールドゴール成功率70%超えを記録するリーグトップのフィニッシャーだ。制限エリア内シュートは全シュートの9割を占め、その約半分がダンク(成功率は92%)。この数字は、ここに登場するセンター3人の中でも最も高い。さらに注目すべきは被ブロック率3.4%という数値で、これはリーグでもダントツだ。
ケビン・デュラントはジョーダンについて、バスケットにアタックすることでディフェンスを何人も引き付けることから「ゲームを作るポイントガードのようだ」と絶賛している。
2位
ジャベール・マギー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/72.1%)
帰ってきた獣の巨人
今シーズンからウォリアーズに加入したマギーがフィニッシャーとして帰ってきた。5年ぶりに出場試合数が70を超えたマギーは、シーズン序盤こそ出番が少なかったものの徐々に立場を確立し、シーズン終盤はバックアップセンターとして欠かせない存在となった。
注目は被アシスト率で、ジョーダンの73%を上回る79%となっている。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラントといったリーグ最高のシューターたちがフィニッシャーにパスを供給するウォリアーズの戦術に最適な選手獲得と言える。プレイオフでも猛獣を想像させるマギーの豪快なダンクは、ウォリアーズの波状攻撃の起爆剤となりそうだ。
3位
ドワイト・ハワード(アトランタ・ホークス/71.9%)
いまだ健在のポストアッパー
生まれ故郷アトランタの球団であるホークスと契約したハワードは、全盛期と比べると平均得点を落としているものの、フィニッシュ力はいまだリーグ屈指の力を維持しているようだ。
ダンクとレイアップの成功率はそれぞれ94%、57%と高い。注目は、ノンアシストのシュートの割合(35%)で、ジョーダンの27%をも上回る。これはハワードがいまだに得意のポストアップからフィニッシュできることを示している。
文: マササ・イトウ Twitter: @ma_sa_san