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ラプターズ、ドウェイン・ケイシーHCは「幻の同点弾」判定に納得いかず

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11月20日(日本時間21日)のサクラメント・キングス戦で、終了間際のテレンス・ロスの3ポイントショットが無効とされたことに、トロント・ラプターズのドウェイン・ケイシー・ヘッドコーチは怒りをあらわにした。『Toronto Sun』のマイク・カントナー記者が伝えている。

デマーレイ・キャロルがインバウンドパスを入れ、デマーカス・カズンズの手に当たってから、テレンス・ロスがショットを打つまでに、2.5秒かかっていたというのがNBAの見解だ。キャロルがパスを入れる時点で、残り時間は2.4秒だった。だが、カズンズの手に当たるまで時計は動いていなかった。

ドウェイン・ケイシーHCは試合後、マイク・キャラハン審判からは時計の誤作動だったと説明されたことを明かし、不満をあらわにした。

「大学とプロで37年もコーチをやっているけど、こういうケースでは、あと5分(オーバータイム)をプレイしよう」。

たとえカズンズの手に当たったときに時計が動いていなかったということでも、ロスがショットを打つだけの時間は0.5秒あった。

キャラハン審判の説明に納得しないケイシーHCは、さらに2人の審判に説明を求めようとしたが、彼らに背を向けられると、クリップボードをたたきつけて怒りをあらわにした。

オフィスで問題の場面を見直したケイシーHCだが、その10分後に報道陣に対応したときも、答えは見つかっていなかったようだ。

ケイシーHCは「もっと納得いく説明をしてもらわないと。10回も見直したが、時計が動き出したのはカズンズがボールに触れた時点だったとしても、そのボールを拾ったロスは十分に時間が残っているなかでショットを打っている」と続けている。

「何が誤作動だったのかは分からないが、もっとちゃんと説明してほしい。私も彼らと同じ場面を見直しているんだからね」。

原文:Clock issue does in Raptors by NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ