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レブロン・ジェームズが奇跡の同点3P、キャバリアーズがOTの末にウィザーズの連勝を止める

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2月6日(日本時間7日)にベライゾン・センターで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ対ワシントン・ウィザーズの一戦は、オーバータイムの末にキャバリアーズが140-135で勝利した。

一進一退の攻防で迎えた第4クォーター残り12.2秒、117-118と1点を追うキャバリアーズは、レブロン・ジェームズがジョン・ウォールを抜いてレイアップにいくが、これを決めることができず。その後ウォールにフリースローを2本決められ、残り3.4秒で117-120と3点差の劣勢となった。

だが、窮地のキャバリアーズは自陣コートエンドからケビン・ラブが“タッチダウンパス”。敵陣でこれを受けたジェームズが、反転してからフェイダウェイで3ポイントバンクショットを決める。土壇場でジェームズが奇跡の3Pを決めたキャバリアーズが、オーバータイムへと持ち込んだ。

ウォールはジェームズの3Pに「とんでもないショットを決めたね」と脱帽している。

「たぶん、あんなの100万回に1回しか決まらないよ」。

そのジェームズがオーバータイム開始から47秒でファウルアウトしたキャバリアーズだが、今度はカイリー・アービングがオーバータイムだけで11得点を記録する活躍を見せ、ホーム17連勝中だったウィザーズを沈めた。

3連勝のキャバリアーズ(35勝15敗)は、ジェームズが32得点、自己最多の17アシストを記録。ケビン・ラブが39得点、12リバウンド、アービングが23得点、トリスタン・トンプソンが22得点をマークしている。

一方、連勝が7で止まったウィザーズ(30勝21敗)は、ブラッドリー・ビールが41得点、8アシスト、ウォールが22得点、12アシスト、オット・ポーターJr.が25得点を記録した。

なお、第3Q途中にラブがFTを放つ際、少数の観客が「レブロンはメロを望んでいるぞ」と歌う場面があった。『New York Daily News』が匿名の情報筋の話として、ジェームズがニューヨーク・ニックスのカーメロ・アンソニーを獲得するように球団に働きかけていると報じたことを受けてのものだ。事実であれば、ラブをニックスへ追いやる形となる。

だが、試合後にこの件について問われると、ジェームズは「ゴミだ。それを書いた人もゴミだ」と一蹴。ラブもインスタグラムで「嘘が世界を半周したころ、真実はまだズボンを履こうとしている」と、ウィンストン・チャーチルの名言を引用する形で報道を否定している。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ