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クリッパーズのクリス・ポールがリオ五輪出場を辞退

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北京、ロンドンでの五輪でアメリカ代表の金メダル獲得に貢献したロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポール(ガード)が、今夏開催されるリオデジャネイロ・オリンピックに出場しないことを決めた。

3月28日(日本時間29日)、ポールはSI.comに対し、リオ五輪出場を辞退し、休養を優先する考えを明かした。ポールは、「身体が(休養のために)時間を使えるんじゃないかと知らせている感じがするんだ」と、話している。

今年の5月で31歳になるポールは、今季の1試合平均出場時間こそ自己最少の33.1分となっているが、ブレイク・グリフィン(フォワード)が長期離脱している間クリッパーズのオフェンスを引っ張り、2008-09シーズン以降としては自己最多ペースで得点を伸ばしている。

アメリカ代表に定着していたポールは、北京とロンドンで開催された五輪2大会で16試合に出場し、平均8.1得点、4.6アシストを記録したが、同選手の出場辞退を受け、マイク・シャシェフスキー代表ヘッドコーチは、今夏バックコート陣の出場時間の割り当てを変更せざるを得なくなった。

2012年のロンドン五輪には出場しなかったが、今大会ではステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がチームUSAの中心になる可能性が高い。だがカリーは2014年のFIBAワールドカップでシューティングガードとして起用されたため、ポイントガード枠は代表でプレイ経験のあるラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)、カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)、またはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)、マイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)らの競争になると見られている。

原文:Chris Paul pulls out of 2016 Rio Olympics; USA has point guard opening by  Marc Lancaster/Sporting News

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ