元NBAオールスターのクリス・ボッシュは、血栓症により2015-16シーズンを最後にプレイしていない。健康面の状態が気がかりながらも、ボッシュは復帰の可能性を模索し続けている。
ボッシュは、『ESPN』の『First Take』に出演した際「今もジムで練習している。まだバスケットボールがプレイできるよ。まだ終わっていない。復帰するために努力しているんだ」と語った。
ボッシュが今季のプレイオフに出場するためには、3月1日(日本時間2日)までにチームと契約を結ぶ必要がある。強豪との契約を希望しているボッシュは、契約先のトップ3候補にヒューストン・ロケッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、古巣トロント・ラプターズをあげている。
復帰すれば再び体調が悪化するのではないかという周囲の懸念については、ボッシュ本人も理解している。しかし本人は、命を危険に晒すつもりはないと言う。
ボッシュは『First Take』で「自分の命を危険に晒すつもりはない。復帰すれば周りは心配すると思う。でも、命の危険が伴う事態にはならない」と語った。
昨年11月、ボッシュは現役選手として前に進む可能性を残すと話した。2014-15シーズンに44試合に出場したボッシュは、オールスターブレイク中に血栓が見つかり、残り試合を欠場。翌シーズンに復帰し53試合に出場したものの、トロントで開催された2016 NBAオールスターゲームに出場するため現地入りした直後、再び血栓が発見された。
それから1試合にも出場していないボッシュは、NBAキャリア13年でラプターズとヒートに所属し、平均19.2得点、8.5リバウンドという成績を残している。
原文:"I'm not done yet' -- Chris Bosh open to return to NBA this season by NBA.com(抄訳)