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C・ボッシュ、キャンプでのフル練習に参加可能

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マイアミ・ヒートのクリス・ボッシュが9月24日(日本時間25日)に会見を開き、昨季のレギュラーシーズンラスト30試合を欠場する原因となった肺血栓症の治療を終えたことを発表したと、AP通信が伝えた。

治療期間中に投与していた血液希釈剤を開発している調剤メーカーとのパートナーシップを発表する会見に出席したボッシュは、すでにコートでの練習を2か月前から再開させており、トレーニングキャンプでのフル練習に参加が可能だという。

ボッシュは会見で、「少しばかり焦りを感じている。この競技を続ける時間はあまり残されていない。それが現実だ。シーズンが開幕したときにプレーできるだけの能力があることを証明したい。多くの人は、『血栓のあった選手が、どの程度元の状態に回復しているんだ』と言うだろう。だが僕は、休養が取れたと考えている。もう1度身体を作り直さないといけなかったが、心も身体も休ませることができた」とコメント。

左肺に血栓が発見されて以降、ボッシュは数か月間、血液希釈剤投与による治療を受けた。血液希釈剤には出血の副作用もあるため、コンタクト有りの競技を行なうアスリートにとってはリスクもある。ボッシュは会見で、昨季中の体重107kgから現在は111kgにまで増えたと語ったが、今後ランニングやコンディショニングを高めるトレーニングを続けていくため、一時的なものと説明した。

オールスター10回選出のボッシュは、昨季欠場するまでの間、1試合平均21.1得点を記録。ヒートは昨季37勝45敗に終わったものの、ボッシュは、ゴーラン・ドラギッチら新たな顔ぶれとの連携に好感触を得ているようで、「チームがどう機能するか、非常に良い感覚を持っている」と、語った。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ