1月22日(日本時間23日)にスムージー・キング・センターで行なわれたシカゴ・ブルズ対ニューオーリンズ・ペリカンズの一戦は、デマーカス・カズンズが44得点、24リバウンド、10アシスト、4スティール、1ブロックと奮闘し、2度のオーバータイムの末にペリカンズが132-128で勝利した。
第4クォーター序盤に5-23とブルズに押され、18点のビハインドを背負ったペリカンズだが、残り5分6秒から23-4と巻き返し、残り3.2秒にアンソニー・デイビスのフリースローで114-112と逆転。
だが、ダリアス・ミラーのファウルでジャスティン・ホリデーに3本のFTを許してしまう。しかし、ホリデーが最後の1本を決められず、試合はオーバータイムに突入した。
オーバータイムにデイビスがファウルアウトしたペリカンズは、セカンド・オーバータイムに立っているのもやっといった様子のカズンズのショットや残り8秒のフリースローなどでブルズを退けた。
2連勝のペリカンズ(25勝21敗)は、デイビスが34得点、イートワン・モアが15得点を記録。
『Elias Sports Bureau』によると、40得点、20リバウンド、10アシスト以上でのトリプルダブルは、1972年のカリーム・アブドゥル・ジャバー以来の偉業だ。
51分間プレイしたカズンズは、「コーチは試合後もトレーニングしたいか聞いてきたよ。倒れるかと思ったね」と、試合を終えて安堵した。
「真面目に、終わったことがとにかくうれしいよ。(ブルズも)同じように感じているんじゃないか」。
試合後にカズンズに抱きついたデイビスは、同僚のパフォーマンスを「伝説的」と称賛した。
「彼は本当に全力で戦ったね」。
[動画]今夜の注目: デマーカス・カズンズ | 2018.1.22
惜敗したブルズ(18勝29敗)は、ジェリン・グラントが22得点、13アシスト、ロビン・ロペスが22得点、ラウリ・マルッカネンが14得点、17リバウンド、ザック・ラビーンが19得点、ニコラ・ミロティッチが14得点を記録。
J・ホリデーは「チャンスがあった。僕はFTを外さないんだ。もちろん、試合後は間違えたところを話し合うけど、僕らにはあのチャンスがあった。今はそのことだけを思ってしまう」と、オーバータイム突入直前のFT失敗を悔やんだ。
だが、フレッド・ホイバーグ・ヘッドコーチは「良いところはたくさんあった。もちろん、勝つチャンスもあった」と、次につなげたいと述べている。
「多くを学び、そこから成長できるはずだ」。