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マブスのC・パーソンズ、今オフはリクルーターに?

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負傷で一足早くに2014-15シーズンを終えたダラス・マーベリックスのチャンドラー・パーソンズは、夏にビッグプレーヤーを加えようとしている。

ヒューストン・ロケッツとのプレーオフ1回戦の第1戦で右ひざを負傷し、チームメイトたちが古巣相手に敗退するのを見ているだけに終わったパーソンズは、現地1日に右ひざの関節の手術を受けた。夏のトレーニングキャンプ開始に間に合うかも微妙な状況だ。

デビューからロケッツで3シーズンを過ごしたパーソンズは、マブスでの1年目に何度か負傷に苦しみ、66試合出場で1試合平均33.1分出場、15.7得点、4.9リバウンド、2.4アシストという記録に終わった。夏にリハビリが待つ同選手だが、ともにマブスの核となる戦力を加えるべく、オフシーズンを使ってフリーエージェントを勧誘するつもりだ。

プレーオフ1回戦での敗退が決まってから、パーソンズは「僕は公式にGMモードに入っている」と明かしている。

「僕は多くの選手と素晴らしい関係にあるんだ。だから、ここにしばらくいる選手として、前進するための鍵となる一人として、必ず経営陣と話すよ。もちろん、助けるためにできることは何でもする。僕はベストの選手たちをここに連れてきたいんだ。優勝するための最高のチャンスをもたらしたい。だから、そのために必要なことは何でもする」。

パーソンズは「僕らには素晴らしい組織があり、とても期待しているんだ」と、マブスへの期待を強調した。

「僕らにはスポーツ界最高のオーナーがいる。獲得したいと思うフリーエージェントの選手たちはいるよ。状況を見てみよう。でも、僕らが正しい方向へ進んでいるのは確かだ。今、フリーエージェントになる選手たちがうまくフィットするだけのピースがあるんだよ。それに、僕らには素晴らしいコーチもいる。だから僕は、僕らが正しい方向へ進んでいると思っているよ。僕らは優勝を狙えるレベルのチームだ。正しいピースを手に入れなければいけないだけだよ」。

26歳のパーソンズのユーティリティー性は、リーグで敬意を集めている。昨年夏は、アメリカ代表の練習にも招待されるなど、NBAで頭角を現しつつある選手の一人として注目されているところだ。だからこそ、ダーク・ノビツキーもパーソンズがマブスのフロントの役に立つと語っている。

ノビツキーはパーソンズの「獲得能力」について、「確かに彼はそれに優れている。世間話とかがうまいんだ。僕は苦手だけどね」と冗談を飛ばしつつ、期待を寄せた。

「僕なら彼にやらせてみる。もちろん、彼自身のことも少し心配だけどね。まずは彼の健康が心配なんだ。でも、ひざの調子が良くなったら、彼がメールしたり電話したりするのは良いんじゃないかな」。

マブスのバスケットボール運営部門代表であるドニー・ネルソンも、「(パーソンズには)素晴らしいバスケットボール精神がある。彼はこのリーグのGMになるだろう。それは疑いないよ。できれば10~15年はそうならないでほしいけどね」と、パーソンズは将来的にフロントで働くと予想した。

「彼がこの仕事を学びたいなら、私は喜んで教えるよ。我々の成功パターンで、再びフリーエージェント市場で成功したい。チャンドラー・パーソンズはその前線かつ中心にいるだろう」。

原文: Chandler Parsons expects to be Mavs’ lead recruiter in free agency by Earl K. Sneed /MAVS.com (抄訳)

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