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リポート:セルティックスが狙う大補強はゴードン・ヘイワードとポール・ジョージの獲得!?

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来季クリーブランド・キャバリアーズに対抗するべく、ボストン・セルティックスが今夏ゴードン・ヘイワードとポール・ジョージの獲得を狙っていると、『The Vertical』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。

ただし、ウォジナロウスキー記者によれば、このプランを実現させるのは相当に難しいという。

第一に、セルティックスはフリーエージェント選手との交渉が解禁される7月1日(日本時間2日)以降、ヘイワードとの合意を取り付けられない限り、インディアナ・ペイサーズにジョージを含むトレード案を提示するわけにはいかない。もしこのプランが失敗に終わった場合、セルティックスはFAになるブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)の獲得を狙うプランBに切り替えるとウォジナロウスキー記者は見ている。

また、もしヘイワードとジョージを獲得できたとしても、セルティックスが失うものは多い。チーム年俸総額の上限であるサラリーキャップを超えないようにするには、多くの有能な選手を放出する必要があるからだ。

ペイサーズの首脳陣は、セルティックスとのトレードが最も好ましいと考えているだろう。ウォジナロウスキー記者によれば、ペイサーズがジョージの見返りとして希望しているのは若手と来年以降のドラフト指名権で、セルティックスは相手方の希望を叶えられる数少ないチームだ。

すでに強力なセルティックスにヘイワードとジョージが加入すれば、チーム力が増すのは間違いない。アイザイア・トーマスを含む3人のオールスターが揃えば、少なくともキャブズに挑戦できるだけの戦力は手に入る。

最大の疑問は、ジョージが来シーズン以降もセルティックスに残る気があるのかということ。ジョージがロサンゼルス・レイカーズへの移籍を希望しているのは明らかで、すでに既定路線とも言われている。ジョージが来季終了後に退団すると仮定した場合、成長し続けている若手とドラフト指名権を放出してまで、たった1年の『レンタル移籍』を実現させる価値はあるだろうか?

もしこのプランを実現させるならば、セルティックスはジョージを引き留められるだけの『スーパーチーム』を作れるという確信を持たなければならない。もちろん、現時点では噂レベルの話だが、交渉が解禁される今週末以降、何が起こるかは誰にもわからない。

原文:NBA trade rumors: Celtics plan to form superteam with Gordon Hayward, Paul George by Jordan Heck/Sporting News(抄訳)


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