NBA

ニックスのカーメロ・アンソニー「五輪は自分にとって最高のタイミング」

Author Photo
Sporting News Logo

親友であるクリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)と一緒にプレイできないとしても、カーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)はリオデジャネイロ・オリンピック出場を熱望している。

アンソニーは現地29日(日本時間30日)にダラスでの取材に応じた際、ポールの五輪出場辞退という決断が自身に影響を与えることはないと語った。今季もニューヨークで苦しんだことを考えれば、オリンピックで2度金メダルを獲得しているアンソニーにとって、五輪はモチベーションを上げる上で必要な大会なのだろう。

アンソニーはNew York Postに対し、「選手としての士気という観点で言うと、ここ数年で僕が経験したことを体験すれば、成功がどういうものかを感じたくなると思う」と、話している。

「オリンピックは僕にとって最高のタイミングで開催される。特に、けがもあったし、今季の後だからね。精神的にも、試合に出てもう1度オリンピックを感じられるのは良いことだから」。

先週アンソニーは、できることならリオ五輪でポール、まだ正式に五輪出場を明言していないレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)と一緒にプレイしたいと話していた。だが、ポールの出場辞退という決断を聞いた後も、31歳で五輪に出場する意欲は揺らいでいないとも語っている。

ポール、アンソニー、ジェームズの3人は、2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪で金メダル獲得に貢献(ほかにコービー・ブライアント、デロン・ウィリアムズも2大会連続金メダリスト)。今大会に出場すれば、NBA史上初となる3大会で金メダルを獲得する選手となるチャンスを手にする。

「(ポールとは)なぜ出場辞退という決断を下したかについて話していない。もし僕たち全員に出場する意思があるのなら、最後にもう一度、彼にも加わってもらいたいよ。ただ、彼自身がそう思っていないとか、身体が(五輪出場が)適切ではない、もしくは健康ではないと感じているのなら、(出場する)必要はない」。

原文:Carmelo Anthony needs Olympics to feel that winning feeling again by Bob Hille/Sporting News(抄訳)

著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ