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カーメロ・アンソニー、パワーフォワードでの起用について「チームにとってはその方が良い」

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オクラホマシティ・サンダーのビリー・ドノバン・ヘッドコーチが、カーメロ・アンソニーを先発パワーフォワードとして起用することを明言したと、『ESPN』が伝えた。

今夏サンダーは、アンソニーに加えてポール・ジョージをインディアナ・ペイサーズから獲得。両選手は近年のNBAにおいてトップクラスのスモールフォワードとして評価されている。ドノバンHCは、今週リポーターからアンソニーをベンチ起用とするかを聞かれた際、「彼には先発パワーフォワードを任せる。それが彼の役割だ」と語っている。

これにより、今季のサンダーの先発ラインナップは、ポイントガードにラッセル・ウェストブルック、シューティングガードにアンドレ・ロバーソン、スモールフォワードにジョージ、パワーフォワードにアンソニー、センターにスティーブン・アダムズという構成になる。

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ニューヨーク・ニックス時代はパワーフォワードで起用されるのを好まなかったアンソニーだが、同ポジションのほうが適しているという声は多い。

Pro Basketball Talk』によれば、アンソニーはニックス時代の2012年から14年までの大半の試合でパワーフォワードとして出場し、キャリアを代表するほど生産性の高い成績を残していたという。

2012-13シーズンのアンソニーは、パワーフォワードの中ではリーグ最多となる平均28.7得点を記録。またアンソニーは、アメリカ代表チームでもパワーフォワードとして起用されていた。

アンソニーは、ジョージ・カールが指揮を執ったデンバー・ナゲッツ時代を振り返り、「当時の大半はパワーフォワードで出場していた」とコメントしている。カールは当時のナゲッツでスモールラインナップを採用し、アンソニーをパワーフォワードとして起用した。

アンソニーは「当時の自分たちが(スモールラインナップを)始めたようなもの」と言う。

「あのときは、(スモールラインナップは)リーグに馴染みのない戦術だった。当時は伝統的なビッグマンと、パワーフォワード、センターの時代だったからね。今は何でもありだ。2番の選手がセンターでプレイしていたり、身長196cmの選手がセンターでプレイしていたりね。今はポジションは関係ない。誰がどのスポットを埋めようと関係ないんだ。チームのオフェンスを理解して、実行しさえすれば、ポジションは関係ない時代なんだよ」。

サンダーでの今季について、アンソニーは、次のように話している。

「4番でプレイすることには何の問題もない。実は好きなポジションなんだ。だから喜んで引き受けるよ。このチームにとっては、そのほうが良い」。

原文:Carmelo Anthony will start at power forward for Thunder by Marcus DiNitto/Sporting News(抄訳)


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