ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントがキャリアワーストのシーズン(フィールドゴール成功率31.1%、3ポイントシュート成功率19.5%)を送っている中でも、バイロン・スコット・ヘッドコーチがレイカーズの指揮を執っている間は、オールスター出場17度を誇る偉大な選手がベンチスタートとなることはない。
11月27日(日本時間28日)にESPNの取材を受けたスコットHCは、ブライアントのベンチ起用について、「あり得ない。それは選択肢に入っていない」と、語った。
直近3シーズン続けて重傷を負った37歳のブライアントは、20年目の今季、平均得点(15.2)よりも多いシュート試投数(16.4)を記録している。
スコットHCは、先日Los Angeles Timesに対し、「彼の足が動いていないことが原因かどうかはわからない。私は、そう思わない。繰り返しになるが、我々の話し合いの内容は単純明快だ」と、答えた。
「彼が疲れていると思えば私にそう言うし、そうでなければ疲労は感じていないと言ってくれる」。
またスコットHCは、現在1試合平均30分程度の出場時間がブライアントのパフォーマンスに影響しているとは考えていないと話し、出場時間の短縮を検討しないことも明言している。
NBAファンは、ブライアントの最高レベルのプレイを再び見ることができるのだろうか?
レイカーズは、28日(同29日)にモーダ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズと対戦する。ブライアントは同チームとの直近7試合で平均33.1得点を記録しているだけに、“ビンテージレベルのコービー”が復活するかもしれない。