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ラッセル・ウェストブルックが達成した通算100回目のトリプルダブルにまつわる10の数字

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3月13日(日本時間14日)、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックがアトランタ・ホークス戦で32得点、12リバウンド、12アシストの活躍を見せ、NBA史上4人目の通算トリプルダブル100回という快挙を成し遂げた。

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ウェストブルックのトリプルダブル記録にまつわる10の数字を紹介したい。

4:  オスカー・ロバートソン(181)、マジック・ジョンソン(138)、ジェイソン・キッド(107)に次ぎNBA史上4人目のトリプルダブル100回を達成。ウェストブルックは今季が10年目で、100回の内63回を直近2シーズンで達成していることを考えれば、ロバートソンの歴代記録を更新する可能性はある。

29:  ウェストブルックは唯一所属チーム以外の29チームを相手にトリプルダブルを記録した選手で、記念すべき100回目をマークしたホークスとの試合では過去4回記録している。ウェストブルックが最も多くトリプルダブルを記録した対戦相手はフィラデルフィア・76ers(6回)で、そのいずれの試合もサンダーが勝っている。

対戦チーム別トリプルダブル達成回数
6 : フィラデルフィア・76ers
5 : ヒューストン・ロケッツ、インディアナ・ペイサーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、オーランド・マジック、サクラメント・キングス、ユタ・ジャズ
4 : アトランタ・ホークス、ダラス・マーベリックス、デンバー・ナゲッツ、メンフィス・グリズリーズ、ミルウォーキー・バックス、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ニューヨーク・ニックス、フェニックス・サンズ、ワシントン・ウィザーズ

42:  ウェストブルックは2016-17シーズンに42回のトリプルダブルを記録し、55年ぶりにロバートソンの記録(41)を抜いて1シーズンでの最多トリプルダブル達成記録を更新。昨季は自身初のシーズンMVPにも輝いた。また通算100回のトリプルダブル中42回は敵地の試合で達成している。

50:  ウェストブルックは過去レギュラーシーズン3試合、それからプレイオフ1試合で50得点超えでのトリプルダブルを達成している。昨年の3月には当時のNBA新記録となる57得点でトリプルダブルを達成したが、2018年1月30日(同31日)にはロケッツのジェームズ・ハーデンがマジック戦でウェストブルックを上回る60得点でのトリプルダブルをやってのけ、記録を更新した。ちなみにウェストブルックは、レギュラーシーズン8試合で40得点超えでのトリプルダブルを記録している。

82:  サンダーはウェストブルックがトリプルダブルを達成した100試合中82試合で勝利を収めている。その勝率は脅威の82.0%だ。ウェストブルックがNBAでプレイするようになった2008-09シーズン以降、サンダーは482勝310敗(勝率60.9%)という成績を残している。仮にウェストブルックがトリプルダブルを達成した100試合を除くと、サンダーは同選手をドラフトで指名して以降400勝292敗(勝率57.8%)という成績になる。

736:  通算736試合目でのトリプルダブル100回達成は、ロバートソンとジョンソンに次いで史上3番目の速さ。

849:  サンダーは、ウェストブルックがトリプルダブルを達成した100試合で対戦相手を合計849点上回っている。ウェストブルックが出場した時間帯での得失点差とサンダーの勝率を見れば、同選手のトリプルダブルとチームの成功には紛れもなく相関関係が存在する。

2689:  トリプルダブルを達成した100試合で、ウェストブルックは合計2689得点を記録している。1試合平均にすると26.9得点で、キャリア平均(22.9得点)より4点多い計算になる。

1232:  トリプルダブルを達成した100試合で、ウェストブルックは合計1232リバウンドを記録している。1試合平均にすると12.3リバウンドで、キャリア平均(6.5リバウンド)の約2倍に相当する。1232リバウンドの内訳は、オフェンシブリバウンドが211、ディフェンシブリバウンドが1021だ。

1264:  トリプルダブルを達成した100試合で、ウェストブルックは合計1264アシストを記録している。1試合平均にすると12.6アシストで、キャリア平均(8.1アシスト)より4.5多い計算になる。今季リーグ1位の平均10.2アシストを記録しているウェストブルックは、キャリア初のアシスト王に輝く可能性がある。

原文: By The Numbers: Westbrook Records 100th Triple-Double by Brian Martin/NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ