先週からシカゴ・ブルズを取り巻き始めた『ミニドラマ』は、その後Instagram上でも繰り広げられたが、ようやく終焉を迎えた。
1月27日(日本時間28日)、ブルズはチーム批判をしたジミー・バトラーとドウェイン・ウェイドを、罰としてホームでのマイアミ・ヒート戦でベンチ起用としたと、『ESPN』が伝えた。
1月25日(同26日)にユナイテッド・センターで行なわれたアトランタ・ホークス戦に114-119で敗れた試合後、バトラーはリポーターに「チームは常にハードにプレイしていない」と発言。ウェイドは、チームメイト数名の勝利への意識が希薄と主張し、「彼らについて腹を立てたり、彼らのことばかり気にかけているわけにはいかない。自分たちで何とかしてもらわないと」と、語った。
フレッド・ホイバーグ・ヘッドコーチは、27日、両選手の発言は不適切だったとメディアに話している。
「チームへの不満をメディアを通じて表沙汰にするのは受け入れられることではない。それは、今季開幕前の第一回目のミーティングで話したことでもある。問題があるのなら、チーム内で話し合い、その上で前に進もうということにしている。そういう意味でも今回のことは残念だ。しかし、我々は前に進む」。
バトラーとウェイドの発言に対し、今度はガードのラジョン・ロンドが26日(同27日)Instagramに長文を投稿。若手だったボストン・セルティックス時代に一緒にプレイしたケビン・ガーネットとポール・ピアースを引き合いに出し、「自分の中でのベテラン選手というのは、メディアに不平不満を言わず、チームに直接意見する。彼らは、いつ何時も手を抜かなかった。練習だろうと、試合だろうと、常に全力だった。休まなかった。彼らは個人スタッツには目もくれず、チームのためにプレイした」と綴り、バトラーとウェイドの対応を強く非難した。
ロンドの投稿について27日に聞かれたバトラーとウェイドは、怒りの感情はないとリポーターに伝えている。『ESPN』によれば、ブルズはバトラー、ウェイド、ロンドの3選手に何らかの罰を科したという。
ヒート戦ではダグ・マクダーモットとポール・ジプサーが、ウェイドとバトラーに代わり先発に起用された。
原文:Jimmy Butler, Dwyane Wade benched, fined for remarks by Arthur Weinstein/Sporting News