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ブルズ、2016年ドラフト当日にジミー・バトラーのトレードを検討していた!?

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シカゴ・ブルズのジミー・バトラーは、27歳で迎えた2016-17シーズン開幕後、リーグで6人しかいない平均25得点、5リバウンド、4アシスト以上という成績を残し、キャリア最高のシーズンを送っている。プレイオフ進出を逃して迎えた今オフ、ブルズはバトラーを軸とするチームにベテランのドウェイン・ウェイドらを加え、現在イースタン・カンファレンスの上位争いに顔を連ねている。

結果としてベテランを獲得する即効性のある手法を選択したブルズだったが、実は今年6月、完全な再建モードに切り替える可能性があったと、『Chicago Tribune』のK.C.・ジョンソン記者が伝えた。


ジミー・バトラーは、今季オールスターレベルからシーズンMVP候補にあがるほどの活躍を見せている。彼の活躍を見れば見るほど、シカゴ・ブルズが今オフに完全な再建を選択しなかったことが正解だったと言える。

デリック・ローズをニューヨーク・ニックスにトレードした後、ブルズが2016年ドラフト当日にボストン・セルティックスとバトラーを含むトレードの交渉をしていたことは事実だ。複数の関係筋によれば、両チームはバトラーと交換でセルティックスが保持していたドラフト3位指名権をブルズに譲渡するという具体的なプランについて話し合っていたという。

もしブルズがバトラーまでもトレードで放出していたら、おそらくプロビデンス大学出身のポイントガード、クリス・ダン(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)を指名していただろう。実際に、5月に行なわれたドラフトエントリー選手の身長、跳躍力、フィジカルの強さなどを測定するドラフトコンバインで、ブルズはダンと接触していた。だが、結果的にトレードは成立せず、ブルズは全体14位でミシガン州立大出身のデンゼル・バレンタインを指名している。

原文:Bulls considered Butler trade at Draft by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ