ミルウォーキー・バックスのコーチ探しはまだ終わっていないが、だいぶリストは絞られてきたようだ。
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『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、バックスのフロントは5月15日(日本時間16日)にサンアントニオ・スパーズのエットーレ・メッシーナ・アシスタントコーチと、アトランタ・ホークスを退任したばかりのマイク・ブーデンホルザー元ヘッドコーチとそれぞれニューヨークでミーティングを行なうという。14日(同15日)には、バックス(とトロント・ラプターズ)がブーデンホルザーに強い興味を抱いていることが報じられていた。
ウォジナロウスキー記者は以下のように報じている。
『ESPN』がリーグ関係者から得た情報によると、5月15日(同16日)にミルウォーキー・バックスはマイク・ブーデンホルザーとエットーレ・メッシーナの2人のヘッドコーチ最終候補とニューヨークでミーティングを行なう。
ブーデンホルザーが筆頭候補であり、彼はトロント・ラプターズとバックスとの交渉を継続中だ。
サンアントニオ・スパーズのアシスタントであり、FIBAのコーチとして華々しいキャリアを送ってきたメッシーナは、面談を重ねるごとにバックスへの興味を増しているようだ。
メッシーナはユーロリーグで4度優勝するなど、国際レベルでは伝説的なコーチとして知られており、これまでベネトン・トレヴィーゾ、レアル・マドリード、CSKAモスクワなどの名門クラブでのコーチ経験がある。
メッシーナはシャーロット・ホーネッツとも面談していた。58歳のメッシーナは、2014年からグレッグ・ポポビッチHCの下でスパーズのアシスタントコーチを務めている。それ以前は、ロサンゼルス・レイカーズでマイク・ブラウンのアシスタントコーチも務めている。
2013年から2018年までホークスのヘッドコーチを務めたブーデンホルザーは、2015年にNBA最優秀コーチ賞を受賞。ホークスではレギュラーシーズン通算213勝197敗の成績を残し、2014-15シーズンにはチーム史上初のレギュラーシーズン60勝の好成績に導いた。2017-18シーズンが終わってからまもなく、ブーデンホルザーはホークスのヘッドコーチを退任した。
バックスは、1月22日(同23日)にジェイソン・キッド前HCを解任してから、ジョー・プランティが暫定HCを務めた。プランティは21勝16敗の成績でバックスをプレイオフへと導き、第7戦までもつれたプレイオフ・ファーストラウンドでボストン・セルティックスに敗退した。
メッシーナはスパーズとゴールデンステイト・ウォリアーズによるプレイオフ・ファーストラウンドの第3、4、5戦をコーチしている。ポポビッチHCが妻のエリン・ポポビッチさんの逝去に伴いチームを離脱していたからだ。1997-98シーズンからスパーズを指揮し、リーグ最長の任期を誇るポポビッチは、2020年に東京で開催されるオリンピックに出場するアメリカ代表のコーチも務めることとなっている。
バックスはほかにもスパーズのベッキー・ハモン・アシスタントコーチと、以前クリーブランド・キャバリアーズのヘッドコーチを務めていたデイビッド・ブラットも検討していた。
原文:Report: Milwaukee Bucks' front office meeting with Ettore Messina, Mike Budenholzer by NBA.com(抄訳)