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ブラッドリー・ビール、オールスターファン投票について「『自分に投票して』なんていう投稿はしない」

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どのカテゴリーを見ても、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、今季キャリアベストのシーズンを送っている。得点(23.6得点)、リバウンド(4.4)、パス(3.6アシスト)、守備(1.2スティール)、そしてフリースロー成功数(4.1)と試投数(5.2)のカテゴリーを見ても、ビールのパフォーマンスレベルは成長した。

ところが、先日発表されたNBAオールスター投票2018の第1回途中経過の結果、ビールはイースタン・カンファレンスのガード部門で第9位(7万1079票)で、同8位のカイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)とは1万4000票差もつけられている。それでもビールは、自分への投票をファンに呼びかけてはいない。『The Washington Post』のダン・スタインバーグ記者とのインタビューで、ビールはオールスター投票に対する自らのスタンスを語った。

ビールは「僕は、ソーシャルメディア上に『自分に投票して』なんていう投稿はしないよ」と語った。

「それは僕がすべきことではないからね。考えてもいない。なんというか、自分を過大評価しているようなやり方だと思う。ネガティブなやり方だとは思わないけれど、僕にとってそれは自惚れみたいなものだ。『自分に投票して』だって? そんなの性に合わないよ」。

「票をもらうためだけにやるべきことではないと思っているんだ」とビールは説明する。

「自分のゲームが自分自身を語るべきなんだ。大統領選挙でもあるまいし。僕らは、単にプレイしたいんだ。それだけさ。栄誉をもらえるなら、自然とそうなる。もしもらえないなら、それまでのことだ」。

人気、知名度が上がらない理由を聞かれたビールは「僕が知りたいね」と答えた。

「必ずしも知っておかなきゃいけないことかどうかは微妙なところだけどね」。

ビールは、家族、友人が日々ソーシャルメディアで自身に投票する姿を面白く見ているという。NHLワシントン・キャピタルズのアレクサンドル・オベチキン、NFLワシントン・レッドスキンズのライアン・ケリガンも、ビールに投票している。ビールは、今のところオールスターブレイク中の予定を立てていない。ロサンゼルスで開催される今年のオールスター出場を願っているからだ。彼のやり方は説得力がある。ただ単に、“街頭演説”に期待しすぎていないというだけだ。

ビールは「僕は、票を得るためにファンに頼むこともしないし、ソーシャルメディアを使っての行動をするつもりもない」と言う。

「僕のファンでいてくれるなら嬉しいし、そうではないなら、仕方がない」。

オールスター投票は、NBA.comの投票ページのほか、NBA App、Facebook、Twitter、Google Search、Amazon Alexa、中国のSina WeiboとTencentから、毎日投票に参加することができる。次の途中経過は、1月11日(同12日)に発表され、投票は米国東部標準時間1月15日の午後11時59分(同16日午後1時59分)に締め切られる。なお、"2-for-1 Days"に指定されている12月31日、1月4日、11、12、15日の各日は、NBA.com/vote とNBA Appからの投票が2倍にカウントされる。

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オールスター選手の発表は、スターターが1月18日(同19日)、コーチ投票で選出されるリザーブが1月23日(同24日)、チームロスターが1月25日(同26日)の予定。67回目の開催となる2018年NBAオールスターゲームは、2月18日(同19日)にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催される。 

原文:Bradley Beal not about to campaign for NBA All-Star 2018 votes by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ