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ブラッドリー・ビール、来日ツアー2日目も多くのファンと交流

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Bradley Beal in Japan Day 2

ブラッドリー・ビール来日ツアー2日目となる5月19日、ビールは朝から夜までイベント尽くしの多忙な1日を送り、多くの日本のファンと交流を図った。

この日、WOWOWが放送したウェスタン・カンファレンス決勝、オクラホマシティ・サンダー対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第2戦前の生放送にスタジオ出演したビールは、その後、スーパースポーツゼビオ オリナス錦糸町店に移動し、トークショーと写真撮影会を行なった。

佐々木クリス氏によるインタビュー形式のトークショーでは、来場者からの質問にビールが回答。「最もタフなディフェンダーは?」という質問に対しては、「ポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)とジミー・バトラー(シカゴ・ブルズ)かな。僕は193cmだけど、ジョージは206cm、バトラーも198cmある。彼らは長さがあり、体も強い。僕にとってこれは問題だね」と答えた。

また、「ル―キーのとき、年俸をお母さんに管理されていたと聞いたが、今はどうなんですか?」という質問に対しては、「ノー! それは真実じゃない。僕のお金は誰にも触らせないよ(笑)」と、首を左右に振って会場を笑わせた。

約10分間のトークショー後に行なわれた写真撮影会では、撮影券を手にした30名のファン一人ひとりとツーショット写真撮影に応じた。撮影券は、同店でNBAアイテムを含む合計2000円以上を購入した先着30名のファンに事前に配られた。

午前半休をとって来場したという20代後半の会社員男性は、ビールとのツーショット撮影を終えた後、「NBA選手に会ったのは初めて。感動しました」と話した。また、ビールのユニフォームを着用して撮影会に臨んだ20代半ばの男性は、「思ったより身長が小さかった。それでもあのプレイができるところが凄い。フレンドリーな対応ですごく嬉しかった」と、目の前でビールを見た感想を語った。前日の代々木公園にもビールを見に行ったというこの男性は、「シュートタッチが柔らかかった。ほとんどジャンプしないで3ポイントが届いているのは、トップ選手ならではなのかなと思いました」と、NBA選手の非凡な能力に驚いた様子だった。


Photo by NBA Asia

トークショーと撮影会を終えたビールは、午後からフリータイムを満喫した。夕方には両国国技館で大相撲を観戦し、バスケットボール好きとしても知られる横綱・白鵬関との面会も果たした。

白鵬が「バスケットは小さい頃から大好きで、ずっとシカゴ・ブルズのファンだった。去年は(ステフィン)カリーとスティーブ・カーの話で盛り上がった」と話すと、ビールは「素晴らしい! ぜひ次は(バスケの)1on1で勝負しましょう」と、横綱との対決を提案した。

ビールは面会後、「(相撲観戦は)初めての体験だったけど、いろんな文化や礼儀、歴史を感じることができたし、本当にすごかった。何より横綱が勝って良かった。同じアスリートとして素晴らしい功績を残している人と会えて本当に光栄だったし、僕が少し緊張してしまったよ」と感想を語っている。


Photo by NBA Asia

大相撲の後には、恵比寿のアクトスクエアで開催されたパブリックビューイングパーティーにスペシャルゲストとして参加した。サンダー対ウォリアーズ第2戦の観戦会には、300人を超えるファンが集結し、チケットはすべて売り切れとなる盛況ぶりだった。

ビールは第4クォーター前のインターバルと試合終了後の2度、ステージに登壇。試合終了後に行なわれたNBAアイテムの抽選会では、ビールがクジを引き、当選者を抽選した。フィギュアやカード、シューズなど豪華賞品が当たる上、ビール本人から直接賞品を手渡されるという演出に、幸運を掴んだ当選者たちは一様に興奮した表情を見せていた。

なかでも、この日一番の目玉賞品となったビールの直筆サイン入りユニフォーム(ビールがその場でサインした)の抽選では、ビールが引いたクジの当選番号が2度も不在となる事態となり、会場のボルテージは最高潮に。“トリプルオーバータイム”の末に、ウィザーズのユニフォームを着用した女性が当選を果たすと、ステージに上がっていた麒麟・田村裕さん、レイザーラモンRGさん、大西ライオンさんらも大興奮で祝福した。


Photo by Mizuho Nishio

抽選会を終え、ビールが会場を後にする際には「ブラッドリー・ビール! ブラッドリー・ビール!」のチャントも沸き起こった。日本で行なわれたNBAパブリックビューイングパーティー史上、最高といっていいほどの盛り上がりを見せ、イベントは閉幕した。

来日ツアー最終日となる20日は、バスケットボールクリニック(一般非公開)に参加する予定となっている。


[特集]ブラッドリー・ビール来日ツアー


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ