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ブレイザーズが10連勝と絶好調

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ポートランド・トレイルブレイザーズは3月12日(日本時間13日)に満員のモーダ・センターでマイアミ・ヒートに115-99で勝利し、継続中の記録としてはリーグ最長である連勝を10に伸ばした。ブレイザーズが10連勝するのは2013年11月に11連勝して以来だ。

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1シーズンでブレイザーズが10連勝以上するのは、チーム史上10回目。今回の連勝には、ゴールデンステイト・ウォリアーズに2回、ディビジョンライバルであり、それぞれがプレイオフ進出を狙っているミネソタ・ティンバーウルブズ、オクラホマシティ・サンダー、ユタ・ジャズからの勝利が含まれている。

ヒート戦ではデイミアン・リラードがどちらもゲーム最多となる32得点、10アシストを記録した。さらにユスフ・ヌルキッチが自身のシーズン最多まであと2点という27得点と、ゲーム最多となる16リバウンドを記録している。12本のシュート成功(18試投)はヌルキッチのキャリア最多に並ぶ数字で、リラードは「重要だった」と彼の活躍を称えた。

「あれこそが我々が必要としているヌルク(ヌルキッチの愛称)だよ。ゴール周辺で冷静に得点を重ね、プレイを生み出し、リバウンドし、ブロックもする。ビースト(野獣)だ。攻守ともに彼の存在感が大きかったと思う」。

ブレイザーズは現在ノースウェスト・ディビジョンでサンダーを2ゲーム差で上回っており、ウェスタン・カンファレンスでは3位だ。

第4クォーターに最大19点リードしていたブレイザーズは、ヒートの反撃で93-90まで追い上げられた。しかしブレイザーズが再び主導権を奪い、試合残り5分56秒から22-9のスコアでヒートを圧倒した。

リラードは「相手が連続得点してきた。このゲームはそういった勢いが重要なのは理解している」と語った。

「相手はプレイオフチームだからね、ああやって一気に畳み掛けてくるんだ。相手のシュートがいくつか入り、逆に我々がターンオーバーを何度かしてしまったことで簡単にやらせてしまった。立て直す必要があった。コーチがタイムアウトを取った時点で、もう一度嵐をおさめてしっかりとプレイする必要があったんだ」。

ブレイザーズは今シーズンの成績を41勝26敗に伸ばし、高いレベルのプレイを維持している。貯金が15勝まで貯まるのは2014-15シーズン以来のことだ。ブレイザーズはホームでここ17試合中16勝しており、モーダ・センターでの成績は23勝11敗だ。

ヌルキッチは「次の試合のことしか考えない、そういうアプローチだよ」と説明した。

「我々にとって常に重要なのは次の試合であって、その先のことはあまり見ていない。今とても良い位置にいるからね、毎試合この位置を維持するために尽力しているんだ」。

テリー・ストッツHCは「相手がデイム(リラードの愛称)とCJ(マッカラム)に集中していたなかで、ペイント内にいるヌルキッチをうまく活用することができた。そして彼はしっかりとその期待に応えてくれた」とヌルキッチを称賛した。

注目ポイント

  • リラードは19本中8本のシュートを決めて32得点を記録し、ここ12試合連続で20得点以上を記録している。そのうちの8試合は30得点以上だ。さらに10アシストでシーズン8回目のダブルダブルも達成した。
  • ブレイザーズの選手が27得点、16リバウンド、3アシスト、3ブロックを複数回達成するのはヌルキッチがチーム史上2人目。
  • ヒート相手に5連勝中で、2シーズン連続でスウィープ(全勝)している。
  • 成績を41勝26敗とし、15試合を残して昨シーズンの勝利数に到達した。
  • 失点を100点以下に抑えるのはここ9試合で5回目。
  • ブレイザーズが3ポイントショットを36本中14本(38.9%)決めたのに対して、ヒートは31本中10本(32.3%)だった。ブレイザーズが10本以上3Pショットを決めるのは5試合連続で、今シーズンのチーム記録に並んだ。

原文:Trail Blazers Stay Hot With 10th Straight Win Against the Heat by Blazers.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ