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[ライジングスターズ・チャレンジ]V・オラディポ「リーダーとして僕自身、チームメイトを信じてやっていく」

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アメリカチームの一員としてBBVA Compass ライジングスターズ・チャレンジに出場し、22得点をあげたビクター・オラディポ(オーランド・マジック)のコメント。

チームを勝利に導こうとしていたように見えた。そして、あなたはオーランド・マジックのリーダーでもある。今日のチームを引っ張ってみた感想は? すでに自分が良いリーダーだと思う? それとも成長途中だと思う?
チームにとっても大きな経験になると思う。僕は毎試合で安定したプレーをして、リーダーシップを発揮しようと思っている。勝てるチャンスがあるのなら、毎試合で僕がチームを引っ張らないといけない。小さなことも、大きなことも、すべてやらないといけない。これからも安定したプレーを見せて、自分自身とチームメイトを信じて、成功できると思わないといけない。

今回がライジングスターズ・チャレンジ2回目の出場になる。ワールド対アメリカのフォーマットはどう思う?
良いと思うよ。今回は良かったと思った。いつもと違っていて、新しさを感じた。来年のフォーマットがどうなるか楽しみ。両チーム共に良いプレーをしたし、楽しめた。それが何よりじゃないかな。つまり、成功したと思うよ。

チームメイトのエルフリッド(ペイトン)と今大会に出場できたことは、どういう意味を持つ? 試合中も彼と話した?
今回のような経験を彼と共有できたのは素晴らしいこと。今も彼との関係を築いているところだし、チームを一緒に作っている段階で、特別なことを一緒に成し遂げようとしているから、これからも一緒に取り組んでいく。彼は人柄も良い。そんな彼と今回のような経験を共有できた。きっと僕らの記憶に残る思い出になるだろうね。

ビクター、アンドリュー・ウィギンズとのマッチアップで燃えていたようだけど、楽しめた?
そうだね、楽しかった。今日のような試合では、見ている人たちやファンの皆のためのプレーだから。楽しかったし、良い時間を過ごせた。アンドリューは優秀な選手。彼とは齢が離れていないけれど、昔から彼のプレーは見ていた。彼は天井知らずの選手だよ。ミネソタの今後も明るいだろうし、将来有望な選手。かれとのマッチアップは楽しかった。

アンドリューはシーズン序盤こそ苦しんだが、最近は目を見張る速度で成長している。NBAのプレーに対応するとはどういうこと? 数ヵ月で慣れるものなのか、それとも選手によって異なるものなのか?
不安な状態から抜け出すことが最も大きいと思う。最初は憧れの舞台に立って、これまでテレビで見てきた選手たちと、ずっと憧れていた舞台で競い合う。そして実際にNBA選手としての生活を送る。精神的に慣れることも大きいと思う。NBAと大学は別物。絶対に慣れが必要だね。すぐに慣れるものではなくて、時間がかかるものだから。つまり、アンドリューが序盤に苦しんだのはサプライズではなかった。僕も最初の頃は苦しんだと思う。でも、試合のスピードに慣れて、コートでのスポットを把握し始め、対戦相手が自分に対してどういう守備を敷いてくるかわかるようになってくる。彼は、まだまだ成長できる。先ほども言ったけれど、彼の限界は見えない。

2年目で若い選手が多いチームのリーダーを務めることは試練だと思う?
試練と言われれば、そうかもしれない。ただ、それと共に、僕の生い立ちや、NBA入りまでのことを考えると、対応できないことはなかった。僕はこの試練を乗り越えるために生まれてきたと感じているんだ。だからこそ、毎試合で全力を尽くさないといけない。勝利のためにね。成長段階の選手が中心のチームをまとめるのは、とても難しいと思う。ただ、責任が大きければ大きいほど、得られる力も大きいと思っている。古い考えかもしれないけれど、これが事実だと思うんだ。これからも僕自身、チームメイトを信じてやっていく。僕らの限界は、まだまだ先にある。これからも成長し続けないといけない。

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