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リポート:ホークスがナゲッツとのトレードでケネス・ファリード獲得を検討か

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再建途中のアトランタ・ホークスには、今夏トレードで使えるキャップスペースがある。そして、昨季わずか1ゲーム差でプレイオフ進出を逃したデンバー・ナゲッツは、2018-19シーズンに向けた補強のため、チーム総年俸額を抑えたい意向を持っている。

両チームの状況から、ナゲッツが6月21日(日本時間22日)に開催されるNBAドラフト2018までにケネス・ファリードをホークスに放出する可能性が考えられる。『Atlanta Journal-Constitution』のマイケル・カニンガム記者は、適切な条件さえ提示されれば、ホークスがファリードを引き取る可能性があると伝えた。

NBAトレード市場に詳しい関係筋によれば、ナゲッツはケネス・ファリードを含むトレードを成立させる方法を模索し、ホークスは適切な条件を提示されれば、その願いを叶えようとしているという。

ホークスが交換要員として求める条件は、ドラフト指名権と若手の獲得だ。もしナゲッツとのトレードが成立しなくても、同じようにチーム総年俸額を抑えようとしているチームの話を聞く用意はできている。ナゲッツは今年のドラフト全体14位指名権を保持し、ロスターにはマリーク・ビーズリーとタイラー・ライドンという若手もいる。

来季に向けた補強のため総年俸額を抑えたいナゲッツは、2018-19シーズンが契約最終年のファリードの1380万ドル(約15億2700万円)という年俸をサラリーキャップから除外したがっている。ファリードは昨季ローテーションから外れ、キャリア最少となる年間461分の出場に終わった。

ホークスには再建のため若手を獲得しつつ、ファリードの年俸を引き受けられるだけの金銭的余裕がある。現時点では、過去のドラフトで指名されホークスが交渉権を持つ選手と契約を結び、ベテランのドウェイン・デッドモンとマイク・マスカーラが来季のプレイヤーオプションを行使したとしても、来季サラリーキャップには1900万ドル(約21億円)近くの空きが生まれる予定だ。

ホークスは今年のドラフトで全体3位、19位、30位、34位の指名権を保持している。デッドモンとマスカーラのほか、ホークスはマルコム・デレニー、デイミオン・リー、ジョシュ・マゲット、アンドリュー・ホワイト三世がフリーエージェントになる。

ホークスのトラビス・シュレンクGMは、『Atlanta Journal-Constitution』に対し、キャップスペースを確保したいチームがホークスにトレードを持ちかけてくる可能性があると語った。

シュレンクGMは、来季最大で16チームがラグジュアリータックスを支払うようになると予想している。つまり、その内の数チームは総年俸を抑えるためにトレードを検討している、というのだ。ホークスは、高額年俸選手を受け入れられるだけのキャップスペースを持つ数少ないチームとなっている。

原文:Report: Atlanta Hawks pondering trade for Denver Nuggets' Kenneth Faried by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ