2016年が終わり、2017年が始まった。新たな年を迎えたNBAのビッグネームやチームに対し、メッセージをお送りする。
デマーカス・カズンズ: あなたはビッグで、才能がある。バスケットボールのコートで、あなたは望むことをほぼすべてやることができる。勝つこと、そしてちゃんと謝罪することを除いては――。NBAでの7シーズン、あなたは6人のコーチと仕事をし、最多でも33勝に終わっている。それを謝罪すべきです。
シカゴ・ブルズ: 好発進を切り、オフシーズンの変化に関する周囲の意見をすべて撤回させるかと思われたものの、今ではドウェイン・ウェイドが攻撃で苦しみ、チーム全体の守備はもろい。早く修正しないと、プレイオフは家で見ることになります。
ラッセル・ウェストブルック: NBAリーグパスを買い、冷えたやつを一杯やり、ソファでくつろぐ理由はあなたです。そのまま戦い続けてください。
パット・ライリー: 2006年のマイアミ・ヒート初優勝のためにシャキール・オニールを獲得したのは巧みな一手でした。2010年、レブロン・ジェームズとクリス・ボッシュを獲得し、ドウェイン・ウェイドと組ませたのは、デビッド・カッパーフィールドが自由の女神像を消すようなものでした。今、あなたは我々にいくつかの真の魔法を見せる必要があります。
カイリー・アービング、ケビン・ラブ: 王者としてプレイする重荷に加え、キング(ジェームズ)との経験を楽しみ、限界を引き上げ、さらに勝利を引き寄せましょう。
ドワイト・ハワード: ロサンゼルスではコービー・ブライアントとマイク・ダントーニのせい。ヒューストンではジェームズ・ハーデンのせい。しかしながら今、アトランタ・ホークスは勝利5割をわずかに上回るだけです。問題はもっと自分の近くにあると考えるべき時期かもしれません。
フィラデルフィア・76ers: ジョエル・エンビード、ジャリル・オカフォー、ナーレンズ・ノエルが同じローテーションでいかにフィットするかについては、いろいろと話せるでしょう。だが、チームにはポイントガードが必要です。
ドウェイン・ケイシー: あなたはこだわりや根気、一貫性の証です。今季のクリーブランド・キャバリアーズ戦で0勝3敗なのも、気にすることはありません。3戦合計でも11点差でしかないのだから。あなたが率いるトロント・ラプターズは、オフェンシブ・エフィシェンシー(100ポゼッションあたりの平均得点)でリーグをけん引し、シーズン60勝ペースを誇っています。しかし、あなたの最善の道は、レーダーの下を飛び続けることでしょう。
ケビン・デュラント: 身を引いてはいけません。フィットできるか心配してはいけません。ゴールデンステイト・ウォリアーズがあなたを獲得したのは、オクラホマシティ・サンダー時代のあなたが必要だからです。
ヒューストン・ロケッツ: ポンポンとシュートを打つスタイルでNBA全体のゲームを変えました。ただ、全クォーターで機械のようにシュートを決め続けるべきです。
メンフィス・グリズリーズ: すでに21世紀だというのに、大半でオフェンシブ・エフィシェンシーは下位。そのプレイは1891年にジェームズ・ネイスミス博士がバスケットボールを考案したときと同じやり方です。ヒューストン・ロケッツを見習い、3ポイントショットを磨くべきでしょう。
ステフィン・カリー: あなたは2年連続のMVPで、おそらくは歴代最高のシューターでしょう。試合のたびに著名なチームメイトがやりやすいように努めることをやめ、再びバスケットボールの世界で限界を目指さなければいけません。
ニューオーリンズ・ペリカンズ: 多くの人はそれぞれの問題を忘れようとニューオーリンズに向かいます。だが、アンソニー・デイビスは試合のたびに孤独を味わっています。デル・デンプスGMはタレントたちの一人からドアを叩かれる前に、彼らの無駄遣いをやめ、デイビスを中心とする本当のラインナップを起用すべきです。
ジェフ・バン・ガンディ: インテンショナルファウルについての講釈をやめましょう。試合の基礎を変えることがないようにお願いします。
デトロイト・ピストンズ: ダラス・マーベリックスほど高齢でなく、ミネソタ・ティンバーウルブズほど若すぎることもありません。だが、それが問題であり、真の変更が必要です。機能していないのだから。
ポール・ジョージ: 去年のスケープゴートは、あなたを本来のポジション以外の場所でプレイさせたがったラリー・バードとフランク・ボーゲルでした。今度はレフェリーや陰謀論です。誰かを責めるのをやめ、インディアナ・ペイサーズを背負わなければなりません。
ダニー・エインジ: アル・ホーフォードは健康で、好調の様子。チームも良い感じです。だが、それで優勝できるわけではありません。ブルックリン・ネッツのドラフト指名権で獲得した選手たちやトレードでサイを投げる時期は終わりました。伝統のセルティックスはプレイオフを競うレベルで満足すべき球団ではないのだから。
ニューヨーク・ニックス: ニューヨークのメディアによる短期的な策(ジョアキム・ノア)やFAの空想(ケビン・デュラント)の誘惑に引っかかることなく、クリスタプス・ポルジンギスを中心に、長く成長を続ける何かを築くべきです。
ラマーカス・オルドリッジ: 得点を量産し、時折プレイオフを戦っていたポートランド・トレイルブレイザーズ時代とは違います。今のあなたはタイトルを競うサンアントニオ・スパーズにおり、すべての試合で調子を上げていかなければいけません。
デンバー・ナゲッツ: あなたたちが何度も、何度も、何度も、何度も、再建計画を立てていることは知っています。一つを選ぶべきです。我々は当惑してきています。
オーランド・マジック:デンバー・ナゲッツを見ましょう。
クリス・ポールとブレイク・グリフィン: ロサンゼルスにとどまりたいのならば、もっと健康な良い状態でプレイオフを迎えなければいけません。
ルーク・ウォルトン: 子供(選手)たちは育っているのだから、カリフォルニアらしいおおらかさを保つべきです。一方で、もしクリッパーズにまた敗れていたら、あなたの主たるチームづくりのプロジェクトが加速化していたかもしれませんね。
ドレイモンド・グリーン: あなたが多才で、発電所よりもエネルギッシュであることは、世界中が知っています。だが、迫害されているという主張はもう結構です。キャバリアーズは怯えていません。プレイで再び騒がせてください。
レブロン・ジェームズ: 何も変える必要はありません。
キャバリアーズ対ウォリアーズ:6月にまた対戦してください。お願いします。
原文:As 2016 draws to a close, here are NBA New Year's Resolutions for 2017 by Fran Bulinebury/NBA.com(抄訳)