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アンドレ・イグダーラ「今日の勝利は成長の証」

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6月8日(日本時間9日)にクイックン・ローズ・アリーナで行なわれたNBAファイナル2017 第3戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが118-113でクリーブランド・キャバリアーズを下し、3連勝を記録した。 試合後、ウォリアーズのアンドレ・イグダーラが、試合内容を振り返った。

――終盤に逆転できた要因は?

平静さを保てたからだと思う。これまでなら興奮し過ぎることもあったからね。今日は、一つひとつのプレイを集中してやれた。落ち着いてやれたよ。良いプレイができたと思うし、冷静さを欠かなかった。これが2~3年前なら冷静にやれなかったと思う。成長の証だね。

それに、ケビン・デュラントが自信を持って、チームにとって大きなプルアップ3ポイントショットを決めてくれた。彼は、今日のような瞬間のために生きている選手さ。

また、あまり認識されていないけれど、クレイ・トンプソンも第1戦から3試合続けて守備で貢献した。彼はショットが非常に上手い選手だから、周りは彼の守備のことを忘れてしまうんだろう。こういう部分もチームの成長の証だよ。シリーズ序盤の彼はシュートに苦しんだけれど、それでも大きなインパクトを残した。

僕はこのチームに4年在籍しているけれど、皆がスターになる姿を見るのは非常に楽しいものだよ。

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――3勝0敗という状況については?

まだまだやることは多い。相手も決して諦めない。彼らは窮地に立たされているんだ。勝たないといけない立場にいる。相手がそういう状況なわけだから、自分たちがやるべきことは多い。

次の試合では、相手が今日よりも良いプレイをするのはわかっている。大事なのは、設計図を描かないことだ。有利な状況は以前も経験済みだし、そういうときに人は設計図を描いてしまうもの。目の前で起こっている試合のことを忘れてしまって、それで対戦相手に自信を持たせてしまう場合もある。

――猛攻を受けても一丸となって戦えた理由は?

似たような状況を経験していることが大きいと思う。昨年のシリーズでも、どこに行っても悪役だった。なぜ自分たちがヒール扱いされるようになったかわからないけれど、とにかくいろいろなことを言われたよ。そういう声を聞いても、プレイに影響させてはいけない。目の前にある現実だけれど、耳に入れないようにしないといけない。これまでも、僕らはどの会場にいっても感じる敵意を受け入れてきたんだ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ