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A・イグダーラ「最高のシーズンだったから、とにかくこの瞬間を楽しむ」

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2015 ファイナルMVPを受賞したゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドレ・イグダーラが、試合後の会見で、シリーズを通して遂行したレブロン・ジェイムズ(クリーブランド・キャバリアーズ)への守備について語った。


――シリーズを通してレブロンへの守備が大きな話題になった。それが、今日の試合では25得点も記録して勝利に貢献した。オフェンスとディフェンスの活躍で(ファイナルMVPの)トロフィーを獲得したわけだが、今は何を考えている?

何も考えていないよ。頭が空っぽの状態さ。この瞬間を楽しんでいるだけ。今はチームメイトたちと(優勝を)祝うだけさ。この状況では、そういう記憶が残るものだと思う。今日はターンオーバーも記録しなかったから、良い仕事ができたよ。ここまで長いシーズンだった。最高のシーズンだったから、とにかく、この瞬間を楽しむよ。

――6試合を通してレブロンを守り、それで得点でも貢献できた。このことについて聞かせてもらえる?

とても疲れたよ。本当に疲れた。何よりも精神的にね。82試合というのは長いシーズンだ。82試合を通してハードにプレーしないといけない。それがフィジカル面での準備になる。それで彼と長時間マッチアップしないといけない。ただ、どうすればダメージを少なくさせられるかはわかっていた。予想通りだった。でも、毎日のように練習のときから考えて、夜に寝るときも考えた。普段は昼寝をするんだけれど、どうすれば勝てるか、どうやってレブロンを抑えるかを考えてしまって、今日は眠れなかった。だからこそ、彼は世界最高の選手なのだと思う。それだけの力を注がないといけない存在なんだ。彼を止めようとするのではなく、抑えようとすることが大事なんだ。実際、彼は止められない。

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